チェロの駒と魂柱の再調整 [音楽・楽器]
チェロの腹にクレヨンを塗って、駒の足についたところを削る作戦は失敗だったので、もう一つの作戦を試してみました。結果は、まあままですかね。専用の道具を使ったほうがきれいに削れるとは思いますが、以前よりはしっかりしたとは思います。紙やすりをチェロの腹に貼り付けて、カーブに合うようにゴシゴシ削るだけです。
そして、魂柱の位置を再調整するために、取り出しました。もう何度もやっているので、簡単です。こんなことは訓練を受けた楽器職人しかできないと思いこんでいる人がいると思いますが、やろうと思えば自分でできますよ。
マスキングテープを小さくちぎって貼り付けたところ辺りに魂柱が来るのが理想らしいです。(あとでその間違いに気づくことになります。)
なんか違う位置ですね。
だいぶ外側です。これは魂柱の長さが若干短いことに起因するようです。中央部の膨らみに移動させるとコロリと倒れてしまいます。もし理想の位置に持っていくのであれば、魂柱も作り直す必要があります。
↑の位置から、↓の位置へ道具で叩いて動かしました。
再度チェック。
けっこういい感じの位置に持ってこられました。ただもう少し奥のほうが良いのかもしれません。
この後試し弾きをして音を確認しました。そこそこいい音になりました。でも、まだ不満が残ります。
1日で出来る音の変え方 5つのこと ~魂柱による変化編~ 【弦楽器工房ブログ】 - 島村楽器 マークイズ福岡ももち店 シマブロ
若干、一番太いC線がぼやけた感じがするのですが、どうも魂柱が短いせいらしいです。長すぎるとE線がキンキン鳴るそうですが、最初に手元に来たときよりも全体的に音が低くなった感じがします。
https://violinshop.co.jp/PDF/2.pdf
このページを最初に見ておけばよかったかもしれません。チェロの場合、駒と魂柱の距離は5mmから12mmだそうです。ちょっと近づけすぎたかもしれません。足の位置も揃っていたほうがいいそうです。また調整しなくちゃ。面倒ですね。