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学術会議任命拒否 宇野重規教授が朝日の書評欄に書いた「暴君」論が「菅首相のことを書いているとしか思えない」と話題|LITERA/リテラ [雑感・日記・趣味・カルチャー]

学術会議任命拒否 宇野重規教授が朝日の書評欄に書いた「暴君」論が「菅首相のことを書いているとしか思えない」と話題|LITERA/リテラ

スティーブン・グリーンブラット氏の著作『暴君 シェイクスピアの政治学』(岩波新書)の処方の話らしいです。安倍・菅・トランプが暴君であるというのは、誰でも知っていることですから、わざわざ、宇野さんがすごい指摘をしたなどと称賛するのはどうなんでしょうか。

スティーブン・グリーンブラット教授は歴史修正主義者です。Revisionistと言います。私が彼の名前を知ったのは25年くらい前です。欧米的な意味での「歴史修正主義」というのは、「ウヨク」思想を持った幼稚な人たちではありません。慰安婦はプロの売春婦だとか、徴用工(朝鮮人の奴隷)も存在していないとか、南京大虐殺は中国のでっちあげだとか、そんな根拠もないことをRevisionistたちは言いません。きちんと事実を元に検証するアカデミックな人たちです。日本の歴史修正主義者というのは、安倍元総理みたいな、とんちんかんなド素人ばかりです。

Revisionistはどちらかというと政権に対する批判的な姿勢を持っている人たちです。日本だと「サヨク」にカテゴライズされるのでしょう。それはそうと、「ウヨクvs.サヨク」の二項対立で物事を捉えること自体、あまりに幼稚な発想なんですけどね。図式的な二項対立で考えることの無意味さにアカデミックの人たちは、20世紀の半ばまでに気づいて、自分たちの愚かさをreviewしたんですけど、日本の歴史修正主義者やウヨクやサヨクは、プロレスみたいに物事を捉えることしかできない自分たちの愚かさを認識できないまま21世紀をのほほんと生きているわけです。

アメリカも日本もいつまでも「12歳の少年」のまま成長しませんね。ダグラス・マッカーサーはアングロ・サクソンは45歳に達しているとも主張したらしいですが、それはアングロ・サクソンに対する過大評価です。金に金を稼がせるような、大昔それによってユダヤ人を非難したこととと同じことをしているんですから、どこが壮年なんですか。トランプみたいなのを大統領にしたこと自体、アメリカなんてガキそのものです。

文学史的には、アメリカは、イノセントな国ということになっています。ヨーロッパが大人で、アメリカが子供。そんな3歳児みたいな知能の奴らに、日本人は12歳だと罵られたわけですよ。その3歳児は、現在、目に見えないウイルスに対して銃で戦っています。クレイジーな奴らです。日本人はもうサルみたいな連中の真似をするのはもう止めたほうがいいです。

日本では新型コロナ感染症の陽性者数が激増したことで大騒ぎですが、私はまったく驚きませんでした。このブログでも私の予想を書いてきましたが、その予想通りになっているだけですからね。私みたいなバカでも予想できるんですよ。それくらい日本人もアホなんです。特に、菅政権のアホさ加減は、トランプ政権並に致命的です。台湾は7ヶ月間ただの一人もコロナ新規感染者が出ていないそうです。あのIT大臣の功績でしょう。そういう天才が日本にはいないし、天才を重用することができる政治家もいないようです。これで、菅政権には、バカしかいないことが、サルみたいな知能の日本人でもわかったでしょう。それで支持率が60%もあるなんて、不正な世論調査をしているとしか思えません。私の周辺での安倍政権の支持率は10%以下でした。菅政権も30%もないと思います。その30%はハンコ大臣の河野太郎一人の功績でしょう。

大学が感染拡大の原因になっていないのは、対面授業をしていないからです。我々は社会貢献をしているんです。これから続々と高校でもクラスターが発生し、休校に追い込まれるところが出てくるんでしょう。オンライン授業の環境が整備されていないところは地獄ですね。

萩生田光一文科相は、またもや大学に対面授業をするように迫ったそうですが、彼は正真正銘の馬鹿ですね。対面授業ができないような状況にしてしまったのは、萩生田光一もいた安倍政権です。その責任も取らず、いまだに大臣を務めているんですから呆れます。萩生田光一は対面授業をしない大学に対する学生からの不満の声が我々のところにも上がってきているとか言ったそうです。我々は、萩生田光一みたいな素人を文科相に据えるべきではないと思っていますが、そういう声は拾わないんですよ。今はオンライン授業でいいし、コロナに感染する危険に怯えながら満員電車に乗らずに済むのもいいと言っている学生もいます。萩生田光一らはそういう声は拾わないんですよね。自分の考えに沿うものだけを拾って、あとはゴミ箱に入れるだけ。大臣というのは、そういう役目ではないはずです。有権者の意見を吸い上げて、総理大臣に報告する役目です。偉そうに、上から目線で、庶民に命令する係ではないのです。

ministerは聖職者のことですから、神の声を庶民に届ける役目でした。今は民主主義と科学の時代です。大臣というのは、神や王や暴君の声を庶民に届ける仕事ではなく、庶民の意見を総理大臣に届けるのです。総理大臣は命令する方ではないのです。決定するだけです。こういう基本的なことを理解していないアホな人間が暴君を生み出してしまうのです。ゴキブリは叩き潰さないといけません。いや、叩き潰すと、バイキンを撒き散らすから、よくないか。毒を食わせて、巣に持ち帰ってもらって、一族を全滅させるのがいいらしいですね。