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ヒットソング〝70年分の歌詞〟分析したら衝撃の結果に…「恋→愛→夢→失う」まるで日本!?(withnews) - Yahoo!ニュース [音楽・楽器]

ヒットソング〝70年分の歌詞〟分析したら衝撃の結果に…「恋→愛→夢→失う」まるで日本!?(withnews) - Yahoo!ニュース

ふと思ったのですが、「恋」という言葉は死語になりつつある気がします。「愛」も徐々に消えつつあります。その代わりに登場したのは「絆」かもしれません。これまた気持ち悪い言葉です。

人称名詞に関しては、1970年代は「あなた」「おまえ」が多かった気がするのですが、いまは何もかも「君」です。「君」と聞くと、なぜか萎えるんですよねえ。全部がそうだとは言いませんけど、「君」が使われている歌はだいたい駄作だと思います。ミスチルも「君」が好きですけど、まあ、あれは良しとしましょう。

そうそう、ヤフーニュースのコメントを見ると、感情的なコメントが溢れかえっています。菅総理叩き、自民党叩き、二階叩き、小池百合子叩き、そして若者叩きばかりです。まあ、ガス抜きみたいな場所なので、好き勝手にやっていればいいと思いますけどね。

現在の状況が危機的になっているのは、冷静に考察してみると、「若者は軽くて済むから、若者が経済を回してほしい」というメッセージを無思慮な自民党や、自民党に近い人間たち(ホリエモンや橋下徹を含む)が出してしまったからでしょう。そのメッセージそのものである「GoToキャンペーン」は大失敗でした。そうなることは私のような馬鹿でも容易に想像できました。予想通りの結果なので、思わず笑ってしまいました。失笑です。

若者たちの理屈としては、「自民党の政治家がパーティー三昧なんだから、俺たちにだって楽しませてくれよ、いいじゃないか」というのもあるのでしょうが、「今、経済を回せるのは俺たち若者しかいない。経済を回さないと、俺達の未来がなくなってしまうだろーが」という者も多いようです。学生たちの書いた作文を読んでいたら、実際にそう主張している者が何人もいて驚きました。そういう「夢」みたいな正義感に駆られた行動がむしろ自分で自分の首を絞めることにつながることをつゆほども疑えないのは、教育の欠陥のせいでしょう。まあ、彼らは経験が浅いのだから仕方がありません。

そういえば、「オレは若いから大丈夫。オレたちが年寄りの代わりにこの日本を守ってやる」というのは、どこかで聞いた話です。太平洋戦争の頃でしょうか。もちろん、私は生まれていませんけどね。そういう正義感に駆られた人たちの志は三流小説家の百田尚樹なら称賛するのでしょうが、我々のような持病のある年寄りには迷惑千万なんですよ。竹槍しか持っていない若者が最新兵器で武装する敵の軍隊に突っ込んでいけば、あっけなくやられます。それでさっさと死んでくれれば、そこで感染はストップするのですが、無症状のまま大勢の人たちと交流を続ければ、彼らがその周囲の人間たちにウイルスをうつしていくのは馬鹿でもわかります。病気をうつされた側の人間が病院に行っても、いまの病院は患者で溢れかえり、診てくれる医者や看護師が足りない状態です。他の病気の患者も入院できなくなっている状態です。この状況がさらに進むと、結果、死者数が増えることになります。コロナが直接の死因にならなくても、間接的な原因になるのです。無思慮な人たちは自分が他人を殺していることに気づかないのです。彼らは病的な殺人鬼のように私の目には写ります。すでに1月末には死者が急増するという予想をしている専門家もいるようです。さもありなん。

天寿を全うする前に物故した者もそれまでは生産者や消費者だったわけですから、彼らの死は経済を疲弊させる原因にもなります。「風が吹けば桶屋が儲かる」のネガティヴバージョンですが、そういう因果関係も我々は想定すべきなのです。バブル崩壊以降の暗黒時代を経た後、世の中の風潮として、ネガティヴなものを排除し、何でもポジティヴに見なければいけないという考えが蔓延しました。歌詞の中に「夢」とか「希望」とか「空」とか、そんな薄っぺらい言葉が溢れかえったせいなのかどうかわかりませんが、人々は臭いものに蓋をする傾向が強まりました。日本スゴイブームです。世界は日本をスゴイと思っていたのは、1980年代までです。いまは落ちぶれた国、時代から取り残された古(いにしえ)の風景を留めている三流の国と見なされているのですが、そういうことさえ民衆は知ろうとしないのです。それは明らかに学校教育のせいです。政府やマスコミが国民を洗脳した効果が出ているわけです。高須クリニックのオヤジみたいなネトウヨの詐欺師(不正な愛知県知事リコール運動の主犯)は、30年前だったらただのバカ扱いでしたが、いまは信奉する阿呆がいるようです。日本人の民度の低さの証明になっています。

世の中は臭いものに蓋をする傾向を強めましたが、わざわざ蓋を開けて中の臭いをかぐのが、あいも変わらず哲学や文学の仕事です。しかしながら、政治家や官僚たちは国民の想像力を可能な限り低くするために、それらを教育から排除してきました。おかげで、正義感そのものを疑えない人を増やしてしまったわけです(自粛警察もその典型!)。歴代の為政者たちの失策が自分たちのコミュニティーの崩壊を導いたのです。自分が投げたブーメランがヒュルヒュル音を立てながら戻ってきて、年寄りたちは自分の首が跳ね飛ばされ、命を「失う」ことになるわけです。まったくおめでたいことです。

今まさに我々は問題解決能力の有無を問われています。政治家だけにその仕事を任せるようなこともいけませんし、臭いものに蓋をして見て見ぬ振りをするのもよくありませんし、正義感から夜ごと飲み歩くのも迷惑千万です。ひとりひとりがきちんと物事を考えられるようにしないといけません。利権まみれの政治家や政治家に集(たか)るハエのような企業家が、現在のような思考停止の社会を作り上げてしまったことが、このたびの危機の根本原因だと思います。GoToも五輪もふるさと納税も最初から反対せーよ、お前ら、バカどもが!

コロナ感染者「過去最多」…危機感が足りない日本の現実、私たちが真剣に考えなければいけないこと(豊田 真由子) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

この人は、本当に頭のいい人だと思います。選挙中にトロい秘書を恫喝して干された元厚生官僚の自民党の政治家だった人ですから、私は信用しませんが、感染症対策についてはいつもまともなことを言っているように思えます。蛸壺研究者ではなく、医療行政を全般的に統括していた専門家ですからね。また、グローバル化は英語ができるようになることとイコールではないと言い切っているところは100%賛成します。アホはグローバル化と国際化の区別すら全くできていないのですから、呆れます。

東京はかなりヤバいことになっているので、やはり、1月早々に「緊急事態宣言」を発令することになりそうですね。前回のように全国一律ではなく、感染者数が急増している首都圏に限定するかもしれません。飲食店をスケープゴートにするだけでは何も変わらなかったのですから、真犯人である電車を止めないといけません。東京の人たちはすでに麻痺してしまって、事態の深刻さに気づくことなく、平気な顔をして満員電車に乗っていますが、彼らが旅行に行かなくても、飲食店で騒がなくとも、家にウイルスを持ち込んで家族が被害に遭っているのですよ。なぜ満員電車の危険性が問われないのか不思議でなりません。


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