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“昔なら入れなかったレベルの学生が東大に受かっている”!? 日本人の学力が低下し続ける原因とは | ハーバー・ビジネス・オンライン [資格・学び]

“昔なら入れなかったレベルの学生が東大に受かっている”!? 日本人の学力が低下し続ける原因とは | ハーバー・ビジネス・オンライン

高橋:説明文は理屈で解けば何とかなるのでテクニックでカバーできる部分もありますが、随筆、小説のジャンルになると途端にダメになります。「僕は小説が苦手なんです」などと偉そうに言うんですよ。「小説がわかりません」というのは「人間の心がわかりません」と言っているのと同じです。生徒たちにも「人としてそれでいいのか」とは言っています。 まさに。小説が読めない人は、人間として終わっているのです。小説は、戦争や自然災害、コロナ禍のような人類の危機に際して、精神を保つ意味でも役に立つのです。人間は事実とデータと論理だけでは生きていけません。事実とデータと論理では表せないものの重要さに気づいていない時点で、未熟、幼稚ということです。

僕らの時代はカッコつけで難解な哲学の本や岩波新書も買ったりしたものですが、今の子どもたちは教科書に掲載されている本を好きな本だということを恥ずかしいとすら思っていません。特に偏差値の高い中高一貫の男子校に通う子たちに共通してみられる特徴は「東大に入れさえばいい」という「幼い優等生」という印象ですね。


おっしゃる通り。私も若い頃、哲学書、岩波新書、中公新書、ブルーバックスを読み漁りました。哲学をおしゃれ、ファッション、スタイルとしてみる「ニューアカ」にしっかり染まりましたがね。