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「さよなら人類」 [音楽・楽器]

ハンバート ハンバート - みんなのFOLKへの道 vol.39



今週の歌は、たまの「さよなら人類」です。この歌詞は改めて聞くと、若いうちにしか書けない、天才的なものだと思います。いまはピテカントロプスとは言わず、ジャワ原人と言っていますから、時代を感じさせますよねえ。それにしても手裏剣のエピソードはウケました。トランプ(カードの方)の話もいいですね。

バイデン新米大統領の就任式で、多くの人が「パープル」を着用していた深いワケ|ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)公式

紫というのは分解すれば、青と赤ですから、男女の融合として捉えられ、アメリカではホモセクシュアルの印として認識されるので、男が紫の服を着ているとそっち系の人に言い寄られるそうです。そこから推論すれば、女性たちが紫色の服を着ていたのは、女性差別の撤廃の表明を象徴するためであることは一目瞭然です。ヒラリー・クリントンはトランプとの戦いの中で圧倒的な得票差をつけたにもかかわらず「ガラスの天井」を破れなかったわけですし、カマラ・ハリス副大統領は次期大統領と目されているのですから。また、この記事の中でアリス・ウォーカーの『カラーパープル』という小説(またはウーピー・ゴールドバーグ主演の1985年の映画のほう)に言及し、黒人差別撤廃の含意を指摘しているのは非常に素晴らしいことだと思います。(私も映画の方は観ました!いい映画ですから、みなさんぜひご覧になってください。)

しかしながら、今回は、共和党のカラー(赤)と民主党のカラー(青)の融和でもあります。そういうことはすぐに誰でもわかると思います。数日前に、何かの記事で読んだのですが、すっかり忘れましたが、ある黒人女性活動家がずっと紫色の服を着ていたことへのオマージュだというようなことを書いている人がいました。そうなんでしょうけど、その前にその人がなぜ紫色を選んでいたのかをなぜ考えないのか不満に思っていたので、ようやく、当たり前のことを書いている記事を見つけて、ほっとしています。

音や文字にも「色」を感じる「共感覚」とは何? 持っている人の表現方法やメリットほか解説 | Oggi.jp

赤ん坊のうちは誰でも共感覚(synesthesia)があって、それが成長するにつれてだんだん分離されていくんですね。ところが、200人だか2000人だかのうち1人は、その分離が進まず、数字や文字に色がついて見えたりすることがあるそうです。私もぼーっとしていると、音を聞いて色を感じたり、文字を見て色を感じることはあります。しかし、ずっとではないので、私の感覚は共感覚もどきなんでしょう。

もし自分の子供が共感覚の持ち主で、日常的に変なことを言うような場合は、頭ごなしに否定しないことをアドバイスしてくれていますが、確かにそうしたほうが良いと思います。自分に見えている世界が現実で、その子供に見えている世界は非現実的であるわけがないのです。「現実を見ろ!」と偉そうに説教する人たちこそ、「おまえたちこそ視野が狭いんだよ。お前たちが考える現実ではなく、本当の現実を見ろや、どアホが!」と言い返したくなりますよ。しばらくは、赤い帽子を被ったピテカントロプスたちは、暗黒の洞窟に潜んで生きていくしかないのでしょうね。この状態はあと18年は続くとは思いますが。

アメリカでの新型コロナによる死者数が、第二次世界大戦でのアメリカ人の死者数を上回ったそうです。すべてはトランプのせいです。その死者たちの中には、非科学的なトランプに騙された人たちも大勢含まれていると思います。

Chaos of Trump's last days in office reverberates with fresh 'plot' report | Donald Trump | The Guardian

やはりこの男はクーデタを計画していたようです。さまざまな悪事が明るみに出てきているので、弾劾裁判で有罪になるのは必至です。トランプが有罪になれば、彼を支持するオツムの弱い人達にとって、麻原彰晃やビン・ラディンのような宗教的なカリスマになってしまう可能性もありますが、それでも、あの男が大統領のコスプレをしていた時代以前に戻し、トランプ的なものが二度と復活できないように遺伝子レベルですり潰しておかないと世界にとって危険です。トランプは民主党にとっての敵であっただけではなく、共和党にとっても、アメリカ人全員にとっても、世界の人々にとっても毒性の強いものでした。良い教訓になったと思います。

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