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井上 正康『本当はこわくない新型コロナウイルス 最新科学情報から解明する「日本コロナ」の真実』 [本]


本当はこわくない新型コロナウイルス 最新科学情報から解明する「日本コロナ」の真実

本当はこわくない新型コロナウイルス 最新科学情報から解明する「日本コロナ」の真実

  • 作者: 井上 正康
  • 出版社/メーカー: 方丈社
  • 発売日: 2020/11/12
  • メディア: Kindle版



これはよくある有害なデマ本ですね。この人の考えを信じて、死んだ人もいるのでしょう。その人が生前、自分は新型コロナウイルスではなく、風邪だと思っていたのなら、それはそれで結構なことです。そういうお目出度い人は、どうぞ勝手に死んでください。

アマゾンでこの本を表示すると、おすすめ本として怪しげな本がずらりと並びます。どれも読む気が起きません。1年後はブックオフでクズ本コーナーに山積みになるのは明らかです。

世界では77人に1人が陽性確認者になったそうです。全体の1.3%です。なかなかの数字です。アメリカでは13人に1人ですから、7.7%。日本は339人に1人です。0.29%となります。東京は147.7人に1人ですから、0.67%です。日本人はコロナを恐れる必要がないという根拠はどこにあるのでしょう。東京の陽性確認者数は、世界平均の半分でしかありませんからね。しかも、検査数を抑制してこの数字ですから、おそらく東京ではすでに世界平均レベルで市中感染していると考えるべきでしょう。

この本のタイトルは『本当はこわくない新型コロナウイルス』ですが、誰が怖がらなくて良いのか、主語が意図的に省かれています。この著者の寿命はわずかだから、怖がらなくても結構ですが、家族持ちは怖がったほうが良いと思います。発症して重症化して死んだら、一家が路頭に迷うかもしれません。コロナで死んでも死亡保険が下りるのかどうか確認しておいたほうが良いです。1億円くらい下りるなら、家族のためにも、死んだほうが良いですよ。罹患者は住宅ローンが組めなくなることもあるらしいです。デマかもしれませんが。

ある大学の来年度のシラバスをすでに提出しているのですが、オンライン授業を前提にしました。しかし、どの大学もすでに対面授業を前提にしているようなので、書き換えたいと考えています。大学にメールを出して、変更可能かどうか確認中です。私は基礎疾患があるので、4月末くらいにはワクチンの1回目の接種が受けられるかもしれません。だとしたら、2回目は5月末までには済み、2週間後に抗体ができるはずなので、1、2ヶ月は怖い思いしながら通勤していても、その後は安心して授業ができる気がしてきました。

2度目のワクチン接種後は「陽性率0.01%」 イスラエルの速報値(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース

専門知識のある方のコメントによると、ファイザーのワクチンの発症抑制率は95%だったところ、イスラエルの調べでは、発症を98%以上抑制したことになるそうです。希望が持てますね。うちの家族では、そんな得体のしれないものは受けたくないと、製薬会社の陰謀を信じる妻だけがいまだに受けたくないと言っていますが、これでやはり受けたほうがいいと考えを改める人も多数出てくるでしょう。そうなると、私が受けられる順番が遅くなるかもしれません。そう考えると、自分勝手ですが、迷惑に感じます。コロナに感染して自殺したい人は受けないまま勝手に死んでほしいのになあ。

今はちょっと支持できないです…枝野さんに正直な疑問をぶつけてみた ネクストキャビネットは作らない理由(withnews) - Yahoo!ニュース

「野党のほうが国民から離れていった」という枝野さんの分析はまったく正しいと思います。それから、
中曽根政権以降の「自助」や「自己責任」を強調する社会から、「ベーシックサービス」を誰もが安い費用で受けられる社会へと変えていく方向を目指すという考えには100%同意します。その転換は自民党にはできません。自己否定になるからです。憲法に自衛隊を明記するという改正も実は自民党の自己否定になります。これまで自衛隊は違憲ではないと言っていたのですから、憲法に書き込むまでもなかったのに、憲法に書かないと違憲だということを認めてしまうのですから、これも自己否定です。そういうことは野党が言い出して、やるべきことなので、もし安倍晋三がそれを望むなら、ふたたび野党になって出直さないといけないのです。そんな単純なことに自民党はいまだに気づいていないのです。

「野党は批判ばっかりって言われますけど、我々は批判するのも仕事です。」と枝野さんはおっしゃっています。与党が出した案を批判するとで改善するのが野党の重要な仕事なのに、批判しない野党の存在技はありません。「野党は批判ばかりしている」という批判はまったく当たりません。

「自民党に投票している人たちも、別に保守だとか右だとかなんて考えて入れている人はほとんどいないです」という考えもそのとおりだと思います。そもそも自民党が何を「保守」しようとしているのかさえ考えもしない人たちばかりです。右と左の区別もつきません。だいたい自分の考えと違う人を左翼と罵っているだけです。お里が知れるような連中ばかりなのですよ。枝野さんは「今の日本の民主主義って、結局、人に対する信頼なんですよ。」ともおっしゃっていますが、まったくそのとおりです。候補者の主張なんかまったく聞いていないですから。知名度と顔つきと口調だけで、その人が信頼できるかどうかを判断して投票しているだけです。その人が何をしようとしているかなんか、まったく考えていない人ばかりです。だから有権者は騙されるのです。




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