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好きな内容なら「無意識」でも記憶できる [資格・学び]

好きな内容なら「無意識」でも記憶できると判明! - ナゾロジー

嫌いなものはなかなか覚えられないけれど、好きなものはいつの間にか覚えてしまっているという経験は誰にでもあると思います。昔から知られている事実だと思いますが、科学的に証明されていなかったようです。

好き嫌いとは関係なく、ふだん使わざるを得ないことであれば自然に覚え、めったに使わないものであれば、すぐに忘れるものです。

そういうことを教師はうまく活用して指導しています。覚えてほしいことは年間を通して何度も繰り返すし、とにかくその科目が嫌いにならないように、学ぶことそのものが楽しいんだと錯覚してもらうように心がけます。受験のためだとか、資格を取るためとか、就職活動のためとかいう打算的なことは度外視して、楽しいと思ってもらえるように「洗脳教育」をするところから始めるのです。余計なゴミが溜まっている脳みその掃除という意味の洗脳教育です。

楽しさと言っても、漫才みたいな楽しさではなく、「へえー、そうだったのか」という知的好奇心を満足させる楽しさです。「なるほど、そういう仕組みや理屈だったのか」や「この組み合わせで考えるのか」という気づかせてくれる「目からウロコ」の体験を増やすことが重要です。

話が少しずれますが、YouTubeで、「〜するとダメになる」というタイトルで、YouTuberさんが両手で☓印を作っているサムネールをよく見かけます。以前にも書きましたが、私はあれが苦手なので、絶対に見ません。このところ立て続けに4、5本おすすめに出てきました。「あなたにしてほしくないこと」だの「〜すると演奏が下手になる」だの「初心者がやってはいけない練習法5選」だの、そんなタイトルの動画が流行しては困ります。タイトルを見ただけでワクワク感が消失し、とたんに楽しくなくなります。

そもそも学問や趣味なんてものは、楽しいからやっているのであって、楽しくないのであれば、やる必要はないと思います。中学レベルの勉強は必要だから義務教育なのですが、高校や大学は別に行きたくなければ行かなければいいと思います。どうせ楽しくないのなら、時間の無駄です。楽しいと思えないのなら、その人にはそもそも学ぶ姿勢がないのです。そんな学ばない人間を、親が子供に受けさせる義務のない教育を自分たちの生活を切り詰めて、子供に通わせる必要はありません。子供もその点を理解しておいてほしいものです。

大学の書店からメールが来ました。去年のうちに指定しておいたイギリスの出版社の教科書が国内に在庫がないので、いまから注文しても学生の手元に届くのはGW明けになってしまうので、どうしましょうか、というのです。明らかに書店側の落ち度ですね。私は教科書を変更するつもりはありません。コピーして使うことにします。いろんな教科書を検討した上で、その教科書が一番良いと思っているので、そこは譲れません。家にある他の教科書を改めて見ましたが、どう贔屓目に見ても使いにくそうですし、楽しくなさそうです。見た目が悪いのです。勉強している感が満載な教科書は見るだけでモチベーションが下がります。



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