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「生活習慣病という用語は廃止すべきだ」 東大教授がそう訴えるわけ [雑感・日記・趣味・カルチャー]

「生活習慣病という用語は廃止すべきだ」 東大教授がそう訴えるわけ

「生活習慣病」という呼び方は、病気を自己責任にしてしまうような間違った考えなので、使わないようにしてもらいたいという考えは私とまったく同じです。以前もこのブログに書いています。

この言葉は日野原重明氏が提唱し、広まった用語です。彼の意図はどういうものだったのか忘れましたが、私が患っている糖尿病は、生活習慣だけではなく、遺伝的なものもあるのです。本人がだらしないからとか、運動していないからとか、食生活が悪いからというだけではないのです。そのいい加減な用語が、麻生太郎のようなバカみたいに健康なジイさんに、「糖尿病なんか、本人が悪いんだから政府が面倒見てやる必要がない」とまで言わせたのです。麻生のひん曲がった口から出たあの言葉を聞いたときに、「じゃあさ、あんたらが俺たちの面倒を見てやる必要がないというのなら、おいらも政府の面倒を見たくないので、税金は一切払わくて良いんだな」と思いましたよ。

とにかく、昔みたいに「成人病」も戻すべきです。年を取れば誰だって、どこかしら悪くなるのです。それを自己責任だという考えは非科学的です。ふつうの人は、麻生太郎みたいにいつまでも健康ではいられないのですよ。

「成人病」の原因は、遺伝や生活環境、貧困なども含まれます。本人だけの問題であるかのように錯覚させる用語は事実を歪曲させて、偏見を助長するものです。ただちに廃止すべきです。