SSブログ

癒やしを求めるビジネス [雑感・日記・趣味・カルチャー]

Enya Nova U Proマンセー動画が急に増えている気がします。Enyaウクレレが、ウクレレ関連のYouTuberにレビュー依頼しまくっているんでしょうね。そういうのって、どうなんでしょうね。

今朝は4時半起き。まだ眠いので、二度寝しようと思ったのですが、やはりそのまま起きて仕事に行くことにしました。寝不足のまま授業をするとミスが多くなるかもしれませんが、精神がハイになるので、今日はそういう戦法で行きます。2ヶ月ぶりに友人に会えるかもしれませんし。

さて、昨夕、就職活動中の長男といろいろ話をしました。息子は面接の際の一問一答を作りたいとのことで、バイオリンの練習をしていた私のところにやってきました。具体的な文章は一緒に考えることはありませんでしたが、就職先として選んでいる業界について、YouTubeやネット情報、私が実際に経験していること、目で見ていることなどを踏まえて、世の中の流れを私なりに分析し、各業種の現状はどうであって、今後どういう方向で進むのかについて説明しました。私が経済学を専門しているわけではありませんが、経営者のような立場から分析してみました。もちろん一消費者としての立場を理解した経営者側の視点です。おそらく、会社側の視点に立てば、全体を見ることができる社員がほしいんだと思います。各現場で能力を発揮する従業員はたくさんいると思いますが、全体を見渡すことができる社員は少ないと思います。世の中には世界観が狭い人が溢れています。そういう人たちとは違うということを示せれば、就職の面接としては御の字だと思います。

就職の面接では、その会社についての自分なりの「観察」を述べ、どうしてそういうことをしているのか、今後、こちらの方向に変えるという考えはあるのか、他社との差別化を図るためには、このような方法は考えていないのか、など、人事担当者に逆質問をするという知恵も授けておきました。その質問をすることで、しっかり研究している、大学まに何を学んできたのか、どういう学びをしたのか、というのを伝えられると思います。基本的には大学に学問と会社のビジネスは同じことです。それを示して、自分の伸びしろの広さ、潜在能力の高さを示せればいいと思います。中途採用ではなく、新卒採用の場合はそれで十分でしょう。大学時代に資格をたくさん取ったことを売りにする人も多いと思うのですが、息子は残念ながら、何の資格も持っていません。しかしながら、資格があれば有能な社員になれるかどうかなど、ずいぶん怪しいものだと思います。私が人事担当者ならそう考えます。打算的なだけじゃないか、とすら思います。金にまかせて、興味のない資格を取りまくっただけかもしれないと疑います。それより、自分の目でしっかり観察でき、分析、評価をして、現場に何らかの変化を生み出せる、さらには新しいものを作り出せるような潜在能力を、会話の中で少しでも示せれば、人事担当者は「こいつは、そこらへんのアホとは違う」と見抜いてくれると思います。

息子とはテレビ、ネット、癒やしの話もしました。世の中ではつねに誰かが誰かに文句を言っているという状態です。テレビのワイドショーもヤフーニュースのコメントも新聞もみな同じです。我々はそれにすでにうんざりしています。誰かを非難をすることで、何かが改善するということはないという事実をさんざん見せられているのに、なぜ学習しないのか不思議です。何を言っても無駄なことはわかっているはずです。誰かの非難をすることを、そして犯人探しをして、その人を吊るし上げることで、世の中が良くなるという事例はただの一つもありません。その手の犯人探しに目下うちの妻はハマっていますが、もともといじめっ子体質だからなのでしょう。私は、そういうのとは無縁の子供だったので、誰かを悪者にする思考に違和感というか、嫌悪感を覚えます。そんなことをしても、心が荒んでいくだけです。

我々はいじめっ子体質の人々によって破壊されそうになっている精神の癒やしをいろんなことに求めます。ゲームやネットの世界もその癒やしに溢れています。YouTubeでも、私がもっぱら見ているのは、楽器関連動画以外では、ものづくり、ジャンク修理、旧車再生、ボロ家再生などです。壊れているものをDIYや誰かと協力して再生するのを見る、またはそういう動画を参考に自分でしてみるというのは、立派な心の癒やしになっています。わざわざどこか外国に旅行したり、遠方のひなびた温泉地の宿に宿泊したりしなくても、また心療内科に行かなくても、心が癒されるのです。

その話をしたら、若者代表としての息子自身も同意してくれました。それを聞いて、世の中の流れが大きく変わってきているのを確信しました。日本はかつてのようには豊かではなくなったし、今後ますます貧しくなることは避けられません。いまの中国やアメリカのように勢いを再び手にすることはありえないのです。これからは旧世界のヨーロッパのように、古いものを大切にし、それを維持発展させていくようなスタイルでしか生きていけないのです。日本人はその形でSDGSに貢献する方向にシフトするべきなのです。コロナ禍におけるステイホームという概念は、世の中の人々の考え方を大きく変える転機になったと思います。家に閉じ込められているのが辛いと言って、政府や大学に文句ばっかり言っている人がいまだにいますが、そういう人は、この大きな流れに乗ることができていないと思います。世の中の変化が見えていない人たちなのでしょう。逆に言うと、このパラダイム・シフトに気づいているということがビジネスチャンスになるということです。そんな話を息子としました。

これはアウェイではなく、ホームを充実させる流れです。これからはアウェイとホームの区別はなくなり、すべてはホームになると、私は20年前に気づいてしまいました。その話を当時の同僚の先生にしたら、思いっきりバカにされたことを鮮明に覚えています。しかし、私の考え方のほうが正しかったということがコロナ禍で証明されました。今後、その流れは加速すると思います。ワクチン接種が進んでも、一気に、コロナ前に戻るということはありえません。薄々みな感じていることだと思います。もう昔のやり方が通用しないのです。テレビやネットで、過去のやり方に戻せと怒っている人たちは、もうすでに過去の人になっているのです。その大きな変化に気づいているか、気づいていないかは、人間として大きな差であると感じます。

わかりにくい説明ですが、息子の個人情報もあるので、このくらいしか今は言えません。