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息子のことなんか、放っておきます [雑感・日記・趣味・カルチャー]

自分の考えを、わかりやすく、魅力的に説明する能力がいかに重要か、長男の就職活動に付き合っているうちに実感を伴って理解できるようになりました。私は仕事柄、わかりやすく説明することのプロです。魅力的に語れているかどうかはわかりませんが、わかりやすく説明することはできていると思っています。だから、なんとか教員を続け、細々とですが、家族を養うことができているのです。

しかし、世の中には、自分の頭で物事を考えることもできないし、考えを他人に上手く伝えられない人がいます。うちの長男もその一人です。

そんな口下手が災いして、数々の会社に落ちまくっています。たぶんそろそろ精神状態がボロボロになってきていると思います。息子は親の私が贔屓目に見ても、こいつはうちの会社にはいらないなと思えるタイプです。そんな人間を拾ってくれる会社はあるのでしょうか。たぶんないでしょう。

つねにぬぼーっとしているし、プライドは高いし、愛想は悪いし、お世辞もまったく言えず、自分の考えをわかりやすく伝えることもできないのです。そもそも考える内容がつまらないので、一緒に話していても、まったく楽しくありません。どこかへドライブに行くことがあっても、イヤホンを耳に突っ込んで、一人の世界に耽溺しているだけです。一緒にいても私が勉強になることはほとんどありません。新しいアイデアのインスピレーションを与えてくれるような存在ではありません。つねに私が教える側になっています。いまだに私が「おむつ」と「おつむ」の世話をしているような状態です。どうしようもないポンコツです。ポンコツな私がまともな人間に思えるほどのポンコツぶりです。息子のコミュニケーション能力のあまりの低さには幻滅します。

就職の面接でも、その会社に絶対に就職したいという意気込みなんて全く感じられません。たぶん一生就職できないと思います。もう終わったな。可愛そうですが、私は就職活動のサポートを一切しないことにしました。あと30社くらい落ちて、秋になっても卒論すら書けない状態になったら、心を入れ替える(成長する)のかもしれませんが、私はもう知りません。誰も就職したがらないブラック企業にでも就職して修行するしかないと思います。いくらサポートしてやっても私の努力はすべて無駄になるだけですから、バカバカしいです。私は私のことだけを気にして生きていきます。息子のことなんか、放っておきます。

私はバカが大嫌いなのです。自分の息子であろうがなんだろうが嫌いなものは嫌いです。バカは死んでも直らないのです。

息子のことを考えると頭が痛くなります。本当に痛くなるのです。ストレスで胃が痛くなる人はよくいますが、私の場合はその症状が頭に出ます。これ以上偏頭痛に苦しみたくありません。

息子は、何でも人任せです。私が動かないと何もしないのです。遠慮がちなのかもしれませんが、自分で計画を立て、準備し、実行し、その中から学んで、その経験を他の分野に生かしていくというサイクルが未だにできていないないようです。あまりに幼稚です。

この時期にすでに21年度の新卒内定率は96%とのこと。うちの息子はその残り滓の4%なのでしょう。本当にカスですね。