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日本の空気は重たい [音楽・楽器]

梅雨末期で恐ろしく湿気ています。湿気のせいで、私の持っている弦楽器はどれもこれもチューニングが高くなっています。ギターもベースもネックが逆反り気味になっているようです。指板が湿気を含んでいるのが原因だと思われます。

チェロは毎日練習しているのでチューニングのズレは気になりませんが、音のこもりを強く感じます。音が前に出ないのです。以前は夜練習すると音が大きくて近所迷惑だと感じ、わざわざゴム製のミュートを購入したくらいですが、このところぜんぜんミュートを装着する必要がありません。

夜はさすがに暑くて寝られないので窓を閉め切ってエアコンを掛けています。扇風機も回しています。音が小さく感じるのはそのせいかもしれません。そうやって空気をドライにしても簡単には楽器に染み込んだ湿気は除去できません。

我が家の床はパインの無垢材なのですが、板と板の隙間はピッタリくっついてしまっています。場所によっては盛り上がっています。2階の入り口のドアの下の隙間と床がかち合ってドアが開きにくくなっているくらいです。冬の間はそんなことはありませんでした。

日本の空気は重たいです。この重たい空気の中で日本政府は五輪を強行開催するそうですが、応援してくれる観客さえいないのですから、選手たちも気分が盛り上がらないし、好記録なんて期待できないでしょうね。「日本の空気の重たさ」は海外選手なら実感できるでしょう。

毎度ながらどんどん話がずれますが、最近、アスリートのワクチン接種絡みのニュースをよく目にします。ワクチン接種による副反応で試合を欠場したとか、ワクチン接種を受けないことにしたという選手による表明とか、スポーツ選手もいろいろ大変ですね。

アスリートに限らず、一般人のワクチン接種後の副反応の報告も増えているようです。たとえば、「モデルナアーム」など生活に支障をきたさない程度の軽い副反応ばかりではなく、原因不明の死亡などの重たい報告も上がっています。そういうのを読むとたしかにワクチン接種に恐怖を抱かざるをえません。一方で、接種できずに感染して重症化してしまった40代50代の人たちが増えているというニュースもあります。接種したほうがいいのか、接種しないほうがいいのか、それぞれ考えがあるのでしょうから、私はいずれの考え方も尊重したいと思います。私は打たずに死ぬより、打って死んだほうがいいと実存主義的に考えています。何もせずに殺されるより、何かをして死んだほうがいいと思います。受動的な生き方より能動的な生き方のほうを選びます。ともあれ、ワクチン接種で死亡する確率は相当に低いと思います。同様にコロナ感染で死亡する確率も低いことも確かです。ただ、何もしなければ、さまざまに変異する新型コロナウイルスの恐怖に長い間怯え続けることになるだけです。できるだけ早くそんな暮らしから脱したいと思います。私は接種後に仕事を休むことにしているので、その分、他の人よりも安心して接種できる余裕があります。接種後に仕事を休めない人とは立場が違いますからね。

イベルメクチン、軽症コロナに有効性示せず|感染症|臨床医学|医療ニュース|Medical Tribune

陰謀論者が特効薬とみなしていた抗寄生虫薬には効果が見られないことがわかってしまいました。アビガンもどうなんだかわかりません。やはりワクチン接種がいまのところもっとも効果的と言わざるを得ません。

ひろゆきが語る「バカは独学禁止」の納得理由 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

私は大学入学後ほぼすべて独学でやってきています。誰かに教えてもらうのは時間がかかります。自分でやっちゃったほうが早いし効率がいいんですよ。失敗もしますが、それが経験値を高めてくれます。ひろゆき氏の言う通り、たしかに基礎的な学力がない人には独学は無理です。そういう人はそもそも考え方が偏りがちで、自分がすでに知っているもの、そう思いたいものを誰かの言葉の中に探し出してしまい、結果全く成長できない(自分の変化を許さない)という自分の癖に気づかない人が多いからです。

独学ができる人は、結論に導くための推論の仕方、結果を出すための技術の習得方法の型を持っている一方、独学ができない人は、結論ありきなのです。辿り着く場所が定まっていて、そこへたどり着くための道程を重視しないのです。だからこそ、何も学べないし、身につけられないのです。何をやっても駄目な、残念な人だと思います。

私は子供の頃から子供向けのさまざまな入門書を読み漁りました。いろんな知識を幅広く身につけることが重要であると、子供の頃から思っていたのか、それとも単なる好奇心の塊だったのかわかりません。いまそれが役に立っています。その入門書漁りのおかげで、なんでも根本のところは同じであると認識できたからです。

チェロの話に戻りますが、チェロの楽譜集って、どうして数が少ないのでしょうか。私は2冊持っていて、1冊はだいたい弾けるようになったのですが、日本のポップスを扱っているもう一冊のほうは楽譜が難しくてほとんど弾けません。他になにか良さそうなものはないかと探しているのですが、食指が動きません。バイオリンの楽譜と違ってそもそも数が少ないのです。かといって、ウェルナーだのドッツァウアーだのって、チェロ教室に通うとやらされるような練習曲(エチュード)はやりたくありません。そこまで上達したいとは思いませんからね。好きな曲をそこそこ弾けるようになれればいいのです。発表会なんか「絶対に」出ませんし、ひとりで楽しむだけで十分です。