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「飲む・打つ・買う」の現代版 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

【慣用句】「飲む打つ買う」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説! - Study-Z ドラゴン桜と学ぶWebマガジン

「飲む打つ買う」という慣用句がありますが、昨今、この言葉を使う人がとんといなくなりました。久しぶりにウェブ記事で目にしたのですが、「買う」は何を買うのかすっかり忘れていました。

「飲む」は酒を飲むことで、「打つ」を注射を打つこと。じゃなくて、博打を打つこと、つまりギャンブルに興じることであるというのはすぐに思い出せました。調べたら、「買う」は、女を買うことでした。そうでした、そうでした。男が道楽のかぎりを尽くすような意味になるわけです。この慣用句は完全に男目線だからこそ、使われなくなっているわけです。

私が目にしたネット記事によると、近頃の若者は趣味がゲームくらいしかなくて、それをに眉を顰めるおじさんがもっとまともな趣味はないのかと突っかかってくるので、嫌がられているとのこと。そういうおじさんこそ、馬鹿にされているという内容でした。その記事を書いた方に同意します。

私も20歳になる時に、父親にお前は俺に似て酒も飲めないんだから、ギャンブルくらいはやったほうがいいと言われ、麻雀を教えられました。母親と弟も駆り出されて、今のこたつで数時間麻雀をしましたが、なんだか子供染みていて、馬鹿馬鹿しくなりました。叔父にはパチンコに2度連れて行ってもらいましたが、いずれも興味が湧きませんでした。行きつけのバーのも連れて行ってもらい、ビールだか水割りだかを飲みました。奢ってもらっておいて悪いのですが、なぜそんなところに入り浸るのか私にはわかりませんでした。世の中にはもっと楽しいところがあるはずだと思いました。

誰かに江戸時代のように女郎買いに連れて行ってもらえれば、今の私は今の私ではなかったかもしれません。しかし、そのお陰で私は身を持ち崩すことなく済んでおります。

それはさておき、ジジイになった私にとって「飲む打つ買う」は薬やサプリメントを「飲む」こと、予防接種の注射や血液検査の注射を「打つ」こと、そして人生にとって本当は不要なものを「買う」ことです。単なる浪費です。消費のための消費です。もしかしたら、昔のおじさんの時代の「飲む打つ買う」のほうが人生の肥やしになっていたのかもしれません。


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