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YouTubeの資格関連の動画を見ていると、大きく分けて3タイプの人物がいることがわかります [資格・学び]

YouTubeの資格関連の動画を見ていると、大きく分けて3タイプの人物がいることがわかります。

1.自分がいかに能力があるかを誇示するために資格を利用するタイプ
2.自分が真摯に物事に取り組む人間かを謙虚な形で示すタイプ
3.歪んだものの見方をするだけのひねくれたタイプ

1のタイプは、自分がいかに短期間でその資格を取得できたかを熱く語ります。基本的には、彼らの話はまったく参考になりません。たいていの場合、その人はすでにその資格を受けるのに適したバックグラウンドを持っていることが多いです。簿記の資格の合格法を教えてくれる人だと、すでに公認会計士だったりするわけです。彼らの語る合格法をいくら真似しても効果はありません。それこそ時間の無駄です。相手にしないほうがいいです。彼らの目的は、他人より自分が優れていることを示すことであって、視聴者を自分と同じレベルに引き上げることではないのです。

2のタイプは、「私みたいな馬鹿ででも合格できたんですから、あなたも勉強すれば、努力は報われますよ」と見ている人を(こちらからお願いしたわけでもないのに)励ましてくれます。1のタイプとは正反対で、ほんとうにいい人なんでしょうね。彼らの動画を見ると、荒んだ心が癒されます。

3のタイプは、1のタイプよりはましだ思いますが、やはり嫌味なタイプです。何をいまさらそんな資格の勉強なんかしているの? それってお金になるの?」なんて、やる気を失わせることを平気で言う人が私の周りにもいます。そういう意見を聞くと、イソップ寓話の「狐とすっぱいブドウ」を思い出します。どうせそんな資格を取っても無意味だと言い捨てる人は、自分の無能さを証明したくないので、あんなものは就活に役に立たないとか言うのです。たしかに、事実である側面もありますが、そんなに無下に扱わなくてもいいじゃないかと思います。

資格を取りたいと思っている人の多くは、実用目的ばかりではなく、趣味の域を超えない人もいます。単なる自己満足で勉強している人もいるのです。他人に自分の能力を誇示しようとするために勉強する人ばかりではないのです。知識が増えて、見ている世界の画素数が上がるのが気持ちがいいと単純に感じているだけのです。そういう人を腐すようなことを言う人の心は歪んでいます。

とはいえ、かくいう私も「整理収納アドバイザーなんか取得しても無意味だ」とか言い放っているので、私の心もだいぶ歪んでいますけどね。でもね、それは私の世界観が狭いだけです。学んでみれば、また世界が違って見えて、それはそれで何かの役に立つと思います。



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