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【リモートワーク】イーロン・マスクがTwitterの全体会議で話したことがまともすぎた [健康・メンタルヘルス]



超優秀な人以外はリモートワークには向かない。向くか向かないかは、個人、あるいは、職種による。

大学教員の私の場合は、むだに仕事が増え、仕事とプライベートの差がなくなり、朝から晩まで仕事になり、息抜きができませんでした。非常に辛い2年間でした。週1、2回のリモートワークなら耐えられますが、体力的にも精神的にも持ちません。リートワークのせいで私も老眼が進んだし、体力も落ちました。実は、精神的には楽になった面がありました。一人でいるのが好きなタイプにはリモートワークは相性がいいのかもしれません。満員の電車やバスに乗って通勤する無駄な時間を、趣味の時間に回せるのは良いことです。しかし、前述したように、仕事とプライベートの境目が不明確になるため、思ったように時間を捻出することはできませんでした。「おうち時間」が充実したせいで、私が複数の資格を取得できたわけではありません。世間一般で言われているようなことは胡散臭いです。私の場合は、切迫した将来不安を解消するための勉強ですし、その時間を生み出すために、のんびりしたり、料理を楽しんだり、DIYをしたり、運動したりする時間を大幅に削っただけです。睡眠時間も減っているのですから、不健康そのものです。

リモートワークのデメリットとしては、私の場合は、電気代もパソコン代もいっさいもらえなかったことがあります。その間2台パソコンが壊れました。6月、7月、9月なんて、一日中、声が外に漏れないように窓を閉めてエアコンを使わざるを得ませんでしたから、電気代もたぶん5割増しだったと思います。

リモートワークに向くか向かないかは、個人の適正もありますが、職種の問題の方が大きいと思います。学生と顔を合わせて直接話ができるほうが楽です。人間のコミュニケーションの大部分は非言語的な要素から成り立っているのですから、パソコンのモニターに映し出されるスライドとスピーカーから聞こえてくる音声だけで勉強をするのは、教室で伝えられる要素の大部分が損失していると思います。

私としては、リモートワークを2年間経験して、アナログの良さを改めて実感できました。そういう意味では、イーロン・マスクは正しいと思います。




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