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【ベストセラー】「シンプリスト生活」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



ミニマリストとシンプリストの違いは、第一に好きなものへのこだわりらしいです? 私にとっては、ほんと、どうでもいいわ〜って話です。

ネットのクソ情報はどんどん捨て、縛られないようにし、自分に正直になる生き方が重要というのはその通りだと思いますがね。

ネットやテレビのクソ情報は考えても仕方がないことを考えるように自分達を誘導します。あるいは無駄な消費を促します。それらをすべて自分の生活から排除することで、身軽になれるし、お金も貯まります。一方で、ストレスからも解放されるのです。それに気づいた瞬間に、モノへの過度の執着はなくなりました。

先日、同僚と話をした時に、それに近い話をしました。老後はなにをやりたいのかと聞いて見たのですが、彼はいまは忙しくてできないことをいろいろ挙げてくれました。一方私はいまも将来もそんなにやりたいことがないし、行きたいところもないし、おいしいものも食べたいという欲望もないと答えました。朝きちんと目が覚め、忙しく仕事をして、家族や学生とたわいもない話をして、健康で平穏無事な生活を送れることだけで十分幸せだと。これは無意識のマインドフルネスになっているのかもしれません。マインドフルネスは過去や未来ではなく、現在に焦点を当てるという精神療法ですが、それはまさに禅の思想そのものです。世事のあれこれにとらわれず、純粋に生きることを究極の目標とするものです。

我々が見ている現実は、仮想空間です。他人に与えられたいろんなレンズというかフィルターをたくさん重ねた状態で見ているのです。それを一枚一枚取り去っていくことで、徐々にリアルなリアルに近づいていけるというのが禅の思想だと思います。つまり、歪んだバイアスを取り除け、という思想です。土台無理な話ですが、そのゼロ思考の禅とアカデミズムは究極的なところで繋がっていると思います。自分で行っていてもよくわからないことを言っていると思いますが、そんなふうに私は自己肯定感を得ています。バカボンのパパの「これでいいのだ」も私には禅の思想を体現したものだと思えます。

とにかく、この手の本を買って読んでも我々は単純に消費しているだけです。自分らしく生きろという本を読んでも、それ自体が自分らしく生きることを抑制しているだけです。本末転倒で、まったく馬鹿馬鹿しいのです。我々はどう頑張っても自分で考えることができないのですが、他者にコントロールされないように、その不断の努力はする必要があります。

何はともあれ、捨てるべきは家に溢れかえるモノではなく、自分を支配する他人の価値観です。

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