SSブログ

発達障害(グレー)はどうして起こるのか? #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介 [健康・メンタルヘルス]



発達障害(発達神経症)の人の数が増えているのは、社会の変化のせいというのが益田先生の見解です。逆にいうと、社会システムを変えないと、個人の努力だけでは解決できない問題なのかもしれません。それが無理だから、病んでしまう人の数が増えているのでしょうけど。

今の時代は、同時並行で仕事を進めるマルチタスクを過度に要求され、じっくりひとつのことに時間をかけて取り組める時間を与えてもらえません。コロナ禍のせいなのか、デジタル化のせいなのか、密なコミュニケーションは失われているように思えるし、そういうものに対する許容範囲が狭い人から脱落していくのは仕方がないことかもしれません。

一方、体育会系が支配していた時代において、発達障害扱いされていた「社会的不適合者」である私自身は、今の環境が妙に居心地が良かったりします。先輩後輩の上下関係を含む煩わしい人間関係だって簡単に拒否できるし、拒否しても変人扱いされません。さらに言うと、コミュニケーションをする場合でも、データで事実に基づいたアカデミックな議論を日常会話でしやすくなりました。私は昔から知性の知の字も感じられない雑駁な意思疎通を要求してくる人が苦手だったのですが、そういう人は「アホ」の一言で片付けることが許される時代になったので、私はずいぶんと生きやすくなりました。

時代は私から離れていくのではなく、私の方に近づいてきている気がします。社会がかつての「社会的不適合者」に合うようになってきたのです。益田先生も、私と同じタイプのようですから、人生が楽になっているのかもしれません。本当に生き生きしていますよね。私もコロナ禍前の「うつ状態」から脱却し、毎日生き生きしています。


共通テーマ:健康