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良い自己啓発とイマイチな自己啓発の見分け方 [資格・学び]



個人的な意見ですが、自己啓発は100%胡散臭いと思っています。30年以上前から危険な物だと認識しています。偏見かもしれませんが、勝間さんのお話を聞いても、考えはまったく変わりません。勝間さんのおっしゃっている通り、再現性はないのですよ。

そういうわけで『7つの習慣』も私は読んでいません。あらすじ紹介みたいな動画は見たことがありますが、くだらないですね。知人の先生にもあの本はまともな本だと紹介され、いろいろ説明を受けたのですが、心は動くことはありませんでした。

ある人が再現性があると認識してても、私には再現できない可能性が高いのです。他人のアドバイスに従う前に、自分の頭と体で考えて実際にやってみながら学んでいくのが正しい道です。その際に先人の成功した道を通るのは楽しみはありませんし、新たな発見もありません。それは消費者のマインドそのものです。

一方で、他人の失敗は非常に役に立ちます。こうすれば成功するより、私はこうして失敗したという話の方が面白いし、リスクを回避するのに役に立ちます。

しかしながら、その失敗も再現性はないのです。その人には失敗だったかもしれませんが、私にはそれが成功への道につながるかもしれません。

地方の移住によって豊かな暮らしを手に入れたというユートピアみたいな話をよく耳にしましたが、近頃では、田舎に移住して失敗したという話をよく聞きます。どちらが正しいのでしょうかね。どちらも正しいというのは正しいのでしょう。つまり、人によりけりということです。私がその人とすべての条件が同じであるわけではないのですから、私が同じようなことをしたからといって、成功するとか失敗するとか予め分かるわけではないのです。そういう意味で、他人の話はほとんど当てになりません。


勉強法にしろ、仕事術にしろ、あらゆるものは、その人次第です。自分がやりたいようにやるしかないのです。ブドウの世界の言葉を使うと「守破離」です。最初のうちは師の教えを守るのは良いのですが、ある程度歳をとって熟練してきたら知恵もつくので、師の教えを死ぬまで守り続ける義務も義理もありません。好きなようにやるべきです。そして、どんどん別の方向に道を切り開いていくべきです。

自己啓発というのは、自ら他人の教えにコントロールされにいくような行為です。若いうちはそれでもいいのでしょうが、40歳以上の人はもうそういうところから卒業すべきです。50代の勝間さんもそろそろ自己啓発には良いものもあるだなんてことを言っていてはいけないと思います。

こうすれば儲かるだなんていう甘い話はないのです。勝間さんの大好きなドルコスト平均法だって、100%再現性があるわけではないということくらい、公認会計士なんですから、わかりきっていると思います。

とにかく、自己啓発セミナーに参加したり、自己啓発本なんか読む暇があったら、自分の頭を使って仕事をした方が良いと思います。目次を眺めるだけで、1分もしないうちに書いてあることがわかってしまう程度の本を何日もかけて読むのは時間の無駄です。書いてあることはどれも同じです。良いも悪いもありません。すべて何かの焼き直し。

自己啓発セミナーは参加費を払って出席するものではなく、自分で開いて金を取るものです。勝間さんのポジショントークにはいちいち付き合っていられません。








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