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同調圧力に屈せずも適度に同調する気楽な生き方 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



私も「同調圧力に屈せずも適度に同調する気楽な生き方」に「同調」します。

私は同調圧力に対しては極めて敏感な人間です。とはいえ、傍若無人に根拠のない正義を振りかざす御仁に力なく屈しやすいというわけではありません。彼らに対しては、情報を収集・整理・分析して、論理的に反論する用意が常にあるということです。

いまの私ができあがった大きなきっかけは、小学校時代の出来事にあります。卒業間際の6年生のホームルームのとき、クラス担任がお別れ会をクラスでやるかどうかの話し合いをするように我々に指示しました。私はそういうイベント(催し物)は幼い頃から大嫌いなので、やりたくないという立場で手を上げました。どうせ、私が大嫌いな歌を歌ったり、演劇をやったりしないといけないんでしょ、と。

なぜだかまったく思い出せないのですが、見事に男子と女子とに意見が真っ二つにわかれてしまったのです。女子は全員お別れ会をしたかった担任の意向に沿う側です。よほど担任はそのことが気に入らなかったらしく、男子の方にズカズカと近づいてきて、まず一番背の高いやつの前に立ち、「それはお前の意見なのか?」と詰問しました。「いいえ」と答えざるを得ない状況を作っておいて、当該生徒が「いいえ」と答えると、思いっきりビンタをしました。隣にいた児童にも同じ質問をし、「お前は誰かの意見に従ったのか?」と問い詰めて、その度に「誰々くんの意見に従いました」と答えざるを得ないような圧をかけておいて、一人一人思いっきりビンタを張っていきました。御多分に洩れず、私も一発やられ、吹き飛ばされました。実は、授業では何度かビンタを食らっているので、慣れたものです。吹き飛ばされたふりをしました。

当然ですが、私は自分の考えで決めました。しかし、今の言葉で言うと、空気を読んでしまい、「目の前の誰々くんの意見に従いました」と言わざるを得ない状態だと感じ、急遽、斜め右にいた生徒を指差し、彼に従いました、とうっかり答えてしまいました。そう言わずに、毅然とした態度で「これは自分の意見です」と言い張ったら、お別れ会をどうしても開きたいと思っている担任に完全に歯向かうだけではなく、ビンタを食らっている他のクラスメイトたちを裏切ることになると思ったからです。そんなことをしたら、私は二重に殺されそうでした。

先生は自分の意見に従わない奴は許さないという立場で、我々を次々に張り倒していきました。あの瞬間はまるでクソ芝居を見ているようなものでした。いまだったら、体罰教師ということで、一発で懲戒免職を喰らう犯罪者に男子全員が鞭打たれたのです。

先生は言っていることとやっていることに矛盾があり、今思うと滑稽です。先生は我々のクラスを5年生の時から受け持っていました。道徳の授業で、「西洋では、車の通っていない道にある赤信号なんかに誰も従わないんだよ。みんな信号を無視するんだぞ。あんなものに従っているのは日本人だけなんだよ。日本人は誰かの基準に合わせるが、西洋人は自分の中に基準があるんだ」と教えてくれ、無知だった私は目から鱗が落ちる体験をしました。今考えると、リベラルな考えと、強権的な考えを持つ先生だったようです。

他にもさんざん先生は授業中に暴力を振るっていました。私がちょっと後ろの友人二人と話をしていただけで、三人が前に呼び出され、ビンタを左の頬に、膝蹴りを腹に1発ずつ喰らいました。私なんかまだましなほうです。友人は何度もコンクリートの廊下にぶん投げられて、怪我をしていました。

私はそういう経験から、他人、というか大人を信用しなくなりました。権力者には面従腹背の精神で生きていくことにしたのです。同調圧力に全面降伏するのも危険ですが、絶対に屈しない態度を貫くのも逆に危ないこともあるので、自分に都合の良いようにうまく利用していかなければいけないのだと思います。他人の基準に合わせた方が都合が良いならそうするし、従うべきではないときは、きちんと論理的に反論するということです。イソップ寓話のコウモリのように融通無礙な態度で、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりするわけです。

「同調圧力に屈せずも適度に同調する気楽な生き方」に同調すると書きましたが、とはいえ、さすがにまだお気楽には生きられるほどの境地には達していません。でも、バカ相手にムキになって反論するのも時間の無駄なので、さっさと話題を変えて、そういうことからは逃げたほうがいいのでしょう。



宅建の勉強の進捗に関する報告です。仕事の行き帰りの電車の中で勉強がけっこう捗って、宅建業法のセクション7、「業務上の規制」まで進みました。明日は、同セクション内の広告に関する規制と35状書面以降をやります。5月までは土曜日は休みなので、しっかり勉強する時間が取れます。


今年は3つ大人向けの講座をやることが決まりました。昨年度は2コマでしたので、また1つ増えました。週6でがっつり働きながら宅建を受けるのですから、それで受かったら私は凄すぎます。ただ、生活は豊かにはなりますが、なんだかお金に殺されそうです。どこかで手を抜かないと死んでしまいます。


9年目にしてパナソニックの卓上食洗機が壊れました。扉に問題があるようなので、明日分解してみます。うちの妻は太鼓の昔から食器を手洗いするのを蛇蝎のごとく嫌うのです。直せなかったら、妻が不機嫌になるので、新しいのを買わざるを得ないかもしれません。卓上式のものだと7、8万円。ビルトインなら工事費込みで15万円です。自分で工事するなら11万円。無駄な出費です。本当に無駄だと思います。

仕方がないので、食器なんか手で洗えばいいだろうと言って、私がお皿を洗っていたら、すっ飛んできて、それじゃ汚いなどと言って急に怒り出しました。まったく訳がわからない人です。私の機嫌を損ねたので、直せなかったら、しばらく知らんぷりしておくことにします。

むかっときたので、自分で使った食器は自分で洗うようにすればいいだけでしょ、と提案をしておきました。あとは全部お皿にラップをかけて洗わないようにすることもできるし、物価が恐ろしく上がっている時代なんだから、無駄にものを買わないようにしたほうがいいと思うよ、と言っておきました。もしそこまで必要なら自分のお金で買えばいいじゃないの、とまで言って、お皿は洗いかけのまま逃げてきました。喧嘩しても無駄ですからね。








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