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サラリーマンがリストラに負けず生き抜く準備 テック業界をはじめとする米国のリストラの嵐はすぐに日本にも。さて準備は万全ですか? [雑感・日記・趣味・カルチャー]



AIの進歩により、これまで胡座(あぐら)をかいていた高給取りのホワイトカラーから真っ先に解雇されていくことになるという予測は耳にタコができるほどよく聞く話です。確かにホワイトカラーがやれるような仕事はAIでもできるようなことばかりですから、AIに取って代わられても仕方がありません。やはり経理はいらなくなるでしょうね。昔キーパンチャーとかタイプライター(職業名のほう)なんていうエリート専門職がありましたが、PCの登場であんなものは特別職でもなんでもなく、小学生でもできるような仕事になりました。技術の進歩というものはそういうものです。

さらには、いまサポートセンターのスタッフもいらなくなりつつあります。みなコンピュータ合成の音声やチャットで済むようになってきています。何度質問してもまともな回答がいっさい返ってこない問題はいずれ近いうちに解決するでしょう。

最近よく言われるようになりましたが、教員もいらなくなるのかもしれません。ただ、さすがにそこまでAIに代替されてしまったら、人類の進歩はそこでストップするのでしょう。人類が何も学ばないなら、そこで人類の歴史は終わるのです。人類が自らの終焉を望むのなら、それはそれで構わないと思います。勝手に滅びればいいのです。私もあと生きてもせいぜい30年ですから、私の知ったことではりません。ChatGPTに地球環境を守るためにはどうすればいいのかと質問したら、人類が滅亡することだと言われたという話があります。ジョークなのか、本気なのかわかりませんが、私は本気だと思います。私もよくそんなことを言うことがあるのですが、ChatGPTが私と同じ考えであることで親近感が湧きます。

それはさておき、国会では今後AIに答弁を書かせるという話があったと思います。そうなると国会議員も官僚もいりませんし、とどのつまりは総理大臣もいらないということです。意思決定をする側の人間はAIに任せられるということであれば、会社の代表取締役(社長)もいらないかもしれません。必要なのは、底辺の肉体労働者くらいということでしょうか。トラックの運転手もAIが自動運転してくれるのであれば、不要ですね。

とまれ、リュウさんがいくら働き盛りの中年を不安のどん底に突き落とそうとしても、実のところ、私は興味はありません。他にいくらでも仕事はあるでしょうし、究極的には世捨て人として自給自足生活も辞さない覚悟ですから。

そこまで行かなくても、実は資格を取得しておくと、独占業務というものがあって、有資格者が重宝されるということがあります。そういう法律で守られている仕事にありつけるように資格を取得しておけば、さほど怖がる必要もないのです。

英語の教員だって、そんなに簡単に一掃することもできないと思います。英作文の授業でふだん学生に英語のレポートを提出させているとします。学生は面倒臭いのいつもChatGPTやDeepLを使って、キーワードだけ打ち込んで作文させたり、自分の書いた文章を英訳させたりして、ズルをしているとします。教員としては、その不正を見抜けません。しかし、そういうレポートに関する成績評価割合を低くして、期末試験では、辞書も使わせず、その場で手書きで作文をさせれば、普段どのくらい勉強しているのかや、本人の実力が明確にわかります。そちらの割合を6割から8割にしてしまえば、ChatGPTがあるから英語の教員はいらないということにはなりません。とりあえずは、そういう形で自分の仕事を守ることができるのです。

人類がみなChatGPTに頼るようになった場合、それでなくても、AIさえあれば人間はいらないと言われている状況を後押しし、自分の存在価値を低めることに貢献するのです。そんなことをわざわざする人の知性を疑います。

しかしながら、我々はそっちの方向に突き進んでいます。我々がふと冷静になった時に、人間にできて、AIにできないことはなんなのかをしっかり考え始めるかもしれません。

AIに働かせて人間はベーシックインカムをいただいて生活するという理想郷だって構築する選択肢もあります。もちろん、その場合は、きちんと国家が正しく機能して、社会主義的な分配を実現してくれればの話です。でも、いまの与党はその反対のことをしそうですが。

我々生物にしかできないこととして頭に思い浮かぶのは、再生産です。いわゆる生殖活動ですね。そういうことしか我々にはやるべきことが残されていなかたっとしたら、幸せなのか不幸なのかわかりませんね。まさか、ネットフリックスばかり見て一生を過ごすわけにもいかないので、人類はいままでにない楽しみを見つけるかもしれません。もしかしたら、それは宇宙に旅立つことかもしれません。

いずれにせよ、私の興味の対象ではありません。私はいまやれることをやるだけです。AIを使って人々を不安にさせて金儲けしようとする人たちが跋扈する時代ですが、本当に私は関心が持てません。AIに仕事を奪われる人もいますが、AIを仕事にする人もいるし、AIを仕事で活用する人もいるはずです。それで生活できるようになる可能性が高いのですから、いちいち不安になる必要はありません。AI対人類とか、中高年vs.若者みたいな単純な図式に落とし込んで、中高年をディスるような手口は荒唐無稽というか、笑止千万というか、下手なお笑いのコントみたいにしか思えません。いい加減、みなさん、目を覚ましたらどうですか。AIには飯も作れないし、ましてや食うこともできないし、ウンコさえできないのです。どっちが偉いかわかるでしょうが。それに、人間は消費者でもあります。AIが働いて、何かを生産する手伝いを意してくれても、それを消費する人間がいなければ、また人間に消費する経済的余裕がなければ、もはやAIすらいらなくなるのです。そんな単純なことがわからないというのであれば、さっさと人間をやめたほうがいいと思います。馬鹿すぎます。







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