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李禹煥 対話より―「もの派」の現代性 李禹煥 × 浅田彰 [資格・学び]



一言で暴力的まとめると、李禹煥氏のアートは、見せると見せない、見ると見えないの境目を意識させるもの。現代の言葉で言うと、我々が生きている世界はリアリティではなく、バーチャルリアリティだということ。頭の中で作り上げられたリアリティに暮らしていることに気づかない人間に、真実を気がつかせてくれる。

若い頃日本にやってきたが、西洋アートにどっぷり浸かり、西洋を思考していた李禹煥が歳をとって東洋に回帰したと批判する人もいるのかもしれないが、それは視野が狭い。人類というものには、西洋も東洋もないのである。



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