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上意下達 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

上意下達が大嫌いな日本人こそ「民主的」だ | 国内経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

出だしから、飛ばしています。

日本における物事の決定の仕方は、カルロス・ゴーンや安倍総理式の全体主義的な上意下達ではなく、下意上達。戦時中こそ、ゴーン&安倍式であったけれど、歴史的に稀。日本の伝統ではないという話のようです。

日本列島に住む人々は、昔から、物事を決定する際に、村人たちが寺に集まり、酒を飲みながら、夜通し議題とはあまり関係のない話をしながら、いつのまにかお互いへの信頼感が醸成され、自然に物事が決定していったという話を人類学の本で読みました。具体的には宮本常一の本です。アメリカ式の民主主義とは違うけれど、現在の株式会社的な全体主義とは違って、十分に民主主義的であったわけです。

日本の風土にあっているのは、欧米式の全体主義や、数の論理だけで物事を決定していく安倍的な「民主主義」ではないのではないのでしょうか。伝統を守るのであれば、明治維新的、和洋折衷的、安倍的なものや、和洋折衷的で底の浅いポストモダンなものではなく、江戸時代的なもののほうが日本には合っていると思います。