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日本のバレンタインデーは最悪です。 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

「パワハラだ」「イベント廃止にしてほしい」 義理チョコ文化はいつ生まれ、なぜ嫌われるようになったのか?(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

「義理チョコ」の習慣が始まったのは、1980年代からだそうです。

私は小学校の高学年のときに(1982年前後でしょう)、初めて同級生の女子から義理チョコをもらいました。しかし、それは今で言う「義理チョコ」でした。当時そういう言葉はありませんでしたが、なぜそれが「義理チョコ」かと言うと、友人と二人で彼女からチョコレートをもらったからです。

しかも、当時は3月14日の「ホワイトデー」なる習慣もありませんでした。彼女には「明日、お返しをもってきてね♡」と言われました。「えっ、明日?」と思いましたが、仕方がないので、その日、友人と一緒に近くの商店に行って、お返しを買って、翌日渡した記憶が残っています。何を買ったのかまったく覚えていませんが、チョコレートではありませんでした。なんでもいいやと、値段で選んだ気がします。ちなみに、彼女との間に、我々も恋愛感情は一切ありませんでした。私は彼女の名前すら思い出せません。

この習慣は、明らかに、お歳暮、お中元などと同じようなものです。昭和30年代に全国で日本独特の悪習を廃止すべきであるという運動が国家主導で行われ、市役所職員だった私の祖父も虚礼を廃止すべきであるという文章を「市報」に度々寄稿していました。貧困生活から立ち直るためには、そんな無駄遣いをせず、稼いだお金を自分たちの生活改善のために活用すべきであると、庶民に諭しました。

私は祖父の遺伝子を受け継いでいるので、お歳暮もお中元もお年玉も賄賂であると思っており、一切行っていません。いまだにそんな悪習が形を変えながら根強く生き残っている事自体、日本人の文化レベルの低さを反映したものであると考えています。もちろん、私の意見に同意しない人も多数いるでしょうが(私の妻は明らかに反対意見です!)、私は興味も関心も一切ありません。「お世話になったあの人へ、年に一度のご挨拶」なる習慣が年に何回もあっては、私のような貧乏人は破産します。

純粋に愛する気持ちを伝えるという西洋のSt. Valentuine's Dayは素晴らしいと思いますが、日本のバレンタインデーは最悪です。

そんな商業イベントに踊らされる暇があったら、「愛」とは何かを真剣に考えるべきです。