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【朗読】太宰治『ヴィヨンの妻』 [本]



朝の犬の散歩をしながら半分まで聴いたところです。この作品は読んだことがありませんでした。何度か映画化もされているようですが、キャストがあれなので、観ていませんし、これからも観る気もありません。

物語は、妻子持ちの30男が長年飲み代を踏み倒し続け、堪忍袋の緒が切れた居酒屋の主人夫婦が家に乗りこむが、男はナイフを持ち出して逃げ出し、その後始末を若妻が担うというもの。こういう下種で不道徳な主人公が太宰作品には多いですが、これは太宰自身の私生活をある程度は反映しているのでしょう。

今朝は、昨日よりも7度くらい気温が低いらしく、通勤通学途中の人たちの合間を縫って、ポタリングを楽しんできました。とはいえ、今日も少しずつ仕事を片付けていかないと日曜日も休日にならなくなるので、少しは仕事をしておきます。

いま、洗面台で髪の毛を解かすのを終えた妻が二階に戻っていきましたが、階段を上る前にため息をつきました。息を吐くようにため息をつくのは若いころなのですが、あれが無性に気になりだしてから、私は精神を病みました。妻の咀嚼音も不快です。くちゃくちゃうるさく、気持ちが悪いので、一緒には食べません。息子たちからは咀嚼音は聞こえません。妻は他人には厳しいけれど、自分には甘い人なので、きっと親からくちゃくちゃという音を出してはいけないとしつけられたことがないのでしょう。私からはそれを言えないので、ため息と咀嚼音に20年以上も耐え続けています。





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