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読書のデメリット【精神科医・樺沢紫苑】 [本]



アウトプットをしない読書は無駄。お金、時間、エネルギー、資源の無駄です。そのアプトプットも生産的ではないのなら、しないほうがましかもしれません。

本を書く人や、本を売る側の人にとっては、本屋に足しげく行く読書家は都合がいいカモです。そういう消費者は、自己満足のために本を読んでいることのほうが多いのでしょう。私は本をたくさん読む知性的な人間だという自己顕示欲が動機になっているに違いありません。それはまさに「浪費」です。そんな読書なんかやめたほうがいいです。

年を重ねるにつれてわかってきたことですが、人間が考えることはたいていは同じです。どの本を読んでも、同じようなことしか書いていません。新しい考え方、生き方を変えてくれるようなモノの見方に出合えることはほぼありません。

そんな本をいくら読んでも自分の人生に役に立つことはありません。自分の考え方に近い人がいるなあという安心を得られるだけでしょう。安心のために本を読む、自分は情報についていけているというだけなら、むなしいのでおやめになったほうがよいと思います。

本をたくさん読む人だからといって、その人の話が知性的かというと、そうとは限らないものです。ビジネス書ばかり読んでいるようなタイプは、たいていは馬鹿です。



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