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「何に見える?」自分だけが知らない“あなたの行動パターン”がわかる心理テスト | TRILL【トリル】 [資格・学び]

「何に見える?」自分だけが知らない“あなたの行動パターン”がわかる心理テスト | TRILL【トリル】

この手の分類型の心理テストは心理学的に否定されていると大学時代に心理学の授業で習いました。体型(背が高いとか太っているとか、顔が角ばっているとか、丸いとか)の違いで、性格がわかるという安易な判断法はあまりに雑であり、心理学という学問はそんなものとは無関係であると教授は初回の授業でおっしゃっていました。30年以上たった今も強く印象に残っています。

この類の心理テストをしても、選択肢に自分が思いついたものが入っていないことが多々あります。選択肢には4つ並んでいます。「ヤ」「うさぎ」「中華ちまき」「巾着袋」ですが、いずれもまったく思いつきませんでしたし、選択肢を見てから、図を見直しても、私にはそういうふうには見えません。選択肢を作った人は、想像力が豊かだなあと感じます。

私が思いついたのは、ギターの弦を張り替えたときに切り飛ばした2本の弦の切れ端が絡み合っているところ。だとすると、私はどういう性格なんでしょうね。

いずれにせよ、こういうのは血液型占いみたいに雑駁なものです。人の性格には4つしかないという思い込みを反映したテストです。明るいか暗いか、楽天的か悲観的か、怒りっぽいか冷静か、などいろんな軸を多元的に組み合わせたら、膨大な数の組み合わせが成立します。人の性格なんてものは、そういうものです。このテストを作った臨床心理士の方の正確は、あまりにおおざっぱなのかもしれませんね。



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