SSブログ

対面授業再開の矢先の大学当惑 東京・大阪 オンライン要請(1/2ページ) - 産経ニュース [資格・学び]

対面授業再開の矢先の大学当惑 東京・大阪 オンライン要請(1/2ページ) - 産経ニュース

「オンラインのみはダメ、やるならハイブリッド」という方針を、萩生田光一文科大臣が打ち出しています。それによって、対面授業を受けたい学生と感染を「怖がっている」学生に配慮した授業を行うことができるらしいです。ハイブリッドなんて格好良く聞こえますが、要するに雑種、ちゃんぽんです。「ちゃんぽん授業」なのです。犬や猫だったら、価値も価格も低いやつです。

ハイブリッドにすると、件の2派の学生に都合が良いように思いますが、実は双方が不利益を被っているのが実情です。大学によっては、学籍番号の奇数偶数でクラスを分けて、教室に入れる学生数を減らして授業をしています。対面授業を受ける学生はフルスペックの授業を受け、オンラインの学生はただその音声を聞いているだけといいうのが実態です。そうしないとパソコンが落ちるのです。教員はパソコンの操作に明け暮れ、無駄に時間が費やされます。先週、初回の授業で、学生に迷惑がかからないように授業開始前15分に教室に行って設定したのですが、うまく行かず、結局、40分ほど無駄になりました。事務員さんを呼んだり、なんだり、大忙しです。インターネット回線もやたらに遅く、オンラインの学生とのやりとりをしていると、パソコンがフリーズします。ウェブカメラやマイクやらなにやらたくさんつないでいるので、USBメモリーさえ突っ込むポートさえありません。マウスを外して、USBメモリーを入れてデータを使おうとすると、今度はトラックパッドが動きません。にっちもさっちも行かないのです。私も学生もウェブ会議システムを使い慣れていないので、本当に大変です。対面授業の学生のためにホワイトボードに板書しても、ウェブカメラのケーブルが短くて、ホワイトボードは向けられません。それをチャット画面で打ち直すような手間が増えるので、対面の学生はうんざりしてきます。私もうんざりです。とにかく、教育に集中できないような環境になっています。ノイズで授業が邪魔されまくりです。ホワイトボードに描いた図をオンラインの学生に見せたければウェブ上のホワイトボードを使えばいいじゃないかというのですが、そういうことをするとパソコンがフリーズします。メモリーが足りないのです。とにかく、「誰得?」って話です。「三方一両損」というか、誰のためにもなっていません。全員に不利益があります。誰も納得できません。だから、教員が集まるといつも大学や文科省の文句ばかりです。

そもそもハイブリッド授業にすると、文科省が大学に助成金を上積みしてくれるのだそうです。それ目当てに大学はハイブリッドにしたのですが、これまでの設備にただウェブカメラをつけただけという程度で、残りのお金は大学側のがっぽり懐に入れているだけです。環境が極めてお粗末です。教員には一切回ってきません。負担が増えただけです。バカバカしくてやっていられません。

この30年、文科省は、日本の教育を崩壊させてきましたが、ここまでひどいとは、怒りを通り越して、呆れています。冗談でも大げさでもなく、日本はもう終わりです。日本人は、官僚や政治家というキチガイどもに振り回されているだけなのですよ。

昨日は、同僚の2人の先生のクラスでコロナ感染者がそれぞれ1人ずつ出ました。そういうニュースが毎日のように入ってきます。それでも対面授業を我々に強行させている大学側、文科省は、やはり人の命なんか全く考えていないのが明白です。誰のためにもならない彼らのほうこそ、先に死んでほしいです。





共通テーマ:学校