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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP152 固定資産の火災の動画解説 [簿記]



Q1のような理論問題は近年は出題されない傾向が高いそうです。

Q2は固定資産の火災の問題です。ポイントは保険金の支払額が正式に決まるまでは、建物の取得金額から、減価償却費と減価償却累計額を差し引いた額を「未決算」(資産)として計上しておくことです。

Q3はその続きで、保険金の支払いが確定した場合の仕訳です。「未決算」(資産)として25万円を計上していたのに、保険が24万しか下りない場合、「未決算」を取り崩し(なくして)、1万円を火災損失(費用)に計上します。それだけです。

Q4のポイントは、工事代金の前払いは「建設仮勘定」として計上すること。この問題は分割の支払いになっているので、すでに支払っておいた代金(建設仮勘定で計上した金額)は建物勘定に振り替えます。建物は固定資産なので、左側に来ます。今回の最終回の分割払いの分は、これまで通り「建設仮勘定」として計上します。当座預金から支払っているので、右側に当座預金が来ます。

もうひとつのポイントは、この問題では「建設仮勘定」を合算しないことです。問題文に「また、建設工事代金の総額¥900,000円を建物に振り替えた」と書かれているので、建設仮勘定の90万円はそのまま残しておかなければいけないということ。会社によっては、このほうが何をしたのかわかりやすいので、そういう方法で記帳しているところもあるそうです。

Q5は簡単です。支払い済みの工事代金の一部は「建設仮勘定」として計上しているので、それを右に持ってきて取り崩し、「建物」に振り替えます。今回当座預金から支払う分も「建物」に含めます。