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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP222 貸倒引当金の動画解説 [簿記]




面白い練習問題です。

「貸倒引当金」は、お金を貸している相手企業の倒産のリスクを考慮してかけておく保険ということです。商品の仕入れができなくなってしまわないように、戻ってくるはずのお金が戻ってこなかった倍に備えて、自由に使えるお金を取っておくということです。一般家庭であったら、家の修繕費用や車の修理費用や車検費用を積み立てておくということに近いです。


Q1はスキップします。こういう問題はあまり出ないでしょうから。

Q2は、個別評価と一括評価に分けて考えるのがポイント。まずはF社に対する売掛金だけに貸倒引当金を個別に設定します。次に、F社の分を他の売掛金から差し引き、貸倒引当金を計算します。受取手形の方はそのまま計算します。そのあと、貸倒引当金繰入を計算します。残高との差額を計算するだけです。3級と同じです。

Q3のポイントは、営業債権と営業外債権という分類と、流動資産と固定資産という分類を理解することです。受取手形と売掛金は営業に関わるので営業債権。長期貸付金は営業には直接関わらないので営業外債権です。今回はともに流動資産に分類されますが、そうではないこともあるらしいです。長期貸付金は固定資産です。貸倒引当金というのは「資産のマイナスを表す評価勘定」です。これを理解できるとわかりやすいですね。












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