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【簿記2級 商業簿記】2023年度版テキストP194 有価証券①の動画解説 [簿記]



有価証券にはいくつか種類がありますが、この練習問題で取り上げられているのは、売買目的有価証券と満期保有目的債券です。

Q1は売買目的有価証券の売却の問題です。これは簡単です。売却によって利益が出れば、「有価証券売却益」を右側に計上するだけ。その反対は「有価証券売却損」です。


Q2は売買目的有価証券の時価評価の問題です。決算整理仕訳で、株式の評価額が変わっている場合に調整する仕訳です。増えたら増えた分だけ、右側に「有価証券評価益」を計上します。その逆は、「有価証券評価損」です。


Q3は満期保有目的債券の償却原価法です。これはやや面倒です。債券の場合、利息には2つあります。取得した時の価額と売却した時の価額の差で利益が得られる場合が一つ。もう一つは、毎年の利率です。それをクーポン利息と言います。この問題では、クーポン利息は計上済みなので考慮に入れる必要はありません。債券を取得した時の金額が475,000円で5年後に500,000で売却できることになっているなら、利息は25,000円です。問題文には「償却原価法」で計上するように指定されているので、その利息を1年ごとに5,000円ずつ受け取る形で計上する必要があります。その利息の勘定科目は「有価証券利息」となります。あまりにありきたりでインパクトのない名前なので、覚えにくいですね。



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