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原爆は必要なかった論 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

日本への原爆投下は必要なかった…アメリカで急拡大する「新たな考え方」(飯塚 真紀子) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)

ごちゃごちゃ書いてありますが、最後にこう結んでいます。

そんななかアメリカで少しずつ力を持ちつつある「原爆は必要なかった論」。1945年、原爆投下直後の世論調査では85%のアメリカ人がトルーマンの決断を正当化していたが、2018年の世論調査では、その割合は56%に低下した。この変化が何を意味するのか、もう少し時間をかけて見極める必要がある。


歴史修正主義というのは日本では日本は加害者ではないという主張になっていますが、歴史を勝者の側からではなく、敗者の側から見るようなことを指すものです。要するに、冷静に、かつ多角的に、物事を検証するということです。何か悪いことをしているという印象を持ってはいけません。

75年前にはアメリカにとって原爆投下は道徳的には正しかったのかもしれませんが、75年後のいまも道徳的に正しかったと思っているとしたら、それは道徳的には正しくないですね。修正すべきです。非人道的な兵器を使って、大量虐殺をしたことは間違いないのですから、アメリカの歴史の大きな汚点です。日本人の心のなかに、アメリカへの消えない憎しみの感情を植え付けてしまったのですから、それは失敗だったと思います。ぼーっとしている平和ボケの日本人は、アメリカに原爆を落とされ、数十万人の命が一瞬で奪われ、また放射能の後遺症で苦しんでいる人たちがいまだにいるという事実を直視しない人もいるんでしょう。日本人として、そういう不真面目な姿勢はどうなのかと思います。