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自民党が政権を握っている限り、祝杯は上げられません [雑感・日記・趣味・カルチャー]

内田樹さんが新聞社2社から安倍総理辞任についての文章を依頼され、辞任の可能性は高いと暴露したことで、Yahoo!ニュースのコメント欄が荒れました。「内田のロクデナシがぁー」「この、サヨクがぁー」「安倍総理が辞任しなかったら、ウチダはさぞがっかりするだろうなあ」と騒いでいた人たちは、今頃相当にがっかりしているんでしょうね。なにがなんでも安倍さんに総理を続けさせたいという人たちは、総理の体調のことも考えず、死んでもかまわないと思っているのかもしれませんが、それは人殺し同然の思考です。「ブラック企業が日本からなくならない理由がわかりましたよ」(by 乙武洋匡)。

安倍総理が辞意を固めたというおめでたいニュースが飛び込んできて、テレビではさっそく街頭インタビューを流し、「残念です。辞任されるとは思っていなかったので、びっくりしました」などという、体の良い回答(ヤラセ?)ばかり流しています。本当は「バンザ~イ、8年もこの時が来るのを待ち望んでいたんだよ。ヤッタ~、今晩は祝杯を上げよう! 酒だ、酒だ!」と叫ぶ人もいたんじゃないかと思うのですが、気のせいでしょうか。今夜は飲み屋が繁昌しますよ。喜びを全身で表現するために道頓堀に飛び込む爺さんもいるかもしれません。

私も数日前、安倍辞任が決まったら祝杯を上げます、とここに書きましたが、今日はやめておきます。昨日のうちに長男はさっさと祝杯を上げていましたが、私はもう少し落ち着いてからにします。

この後、総理大臣になるのは、麻生太郎か菅義偉のいずれかでしょう。麻生太郎は棺桶に片足を突っ込んでいる79歳のジジイですし、マフィアみたいなファッションを決めて、殿様みたいな気分でいるのが気に入りません。小学生でも読めるような漢字も読めないのも軽蔑に値しますし、あまりに口が悪く、バイデン候補のように失言王です。そのたびに「誤解を与えたとしたら謝罪します」と言って絶対に謝罪しないし、安倍総理よりも国民には嫌われています。本人は鈍感すぎて自分か嫌われていることすら気づかない様子です。リーマンショックのときに日本にはまったく影響はないといって放置し、先進国の中で最大の打撃を被った悪夢の麻生政権を思い出させますから、麻生太郎が総理大臣に返り咲く可能性はゼロに近いくらい低いと思います。

このところ大マスコミは菅さんにヨイショばかりしていますから、菅官房長官が総理になることがほぼ確定だと思います。鉄仮面のガースーは、記者の質問にまともに返さないことが多いので、私は大嫌いですが、自民党の論理で考えれば、彼が総理大臣になる可能性が最も高いと思います。ああいう、大企業の方しか見ていない性悪の政治家こそ、マスコミは大好きなんですよ。マスコミは国民の味方ではありませんから。石破、岸田の可能性はゼロだと思います。石破さんは、自民党員には人気でも、自民党の議員には不人気ですし、安倍路線の継承はしないと思うので、それを嫌がる安倍さんに忖度するのが自民党の議員ですから、石破総理の可能性は総選挙でもしない限りないでしょう。

岸田さんは、オバマ大統領が広島を訪問したときに、オバマさんは終始、安倍総理を無視し、岸田さんと話をしていたことから、この人なら諸外国のリーダーと仲良くやっていけるかもしれないと思ったのですが、前回の自民党の総裁選で、安倍支持に回って、戦うのを止めた時点で、総理になれる可能性はなくなったと思いました。そういうヘタレは大嫌いです。

小泉進次郎の可能性はマイナス100%です。あれはただの馬鹿ですから。

ということで、消去法で、菅さんが残ります。ガースーは、国民を犠牲にしてもなんとも思わない冷徹観ですから、コロナ対策にはお金を使わない方向に進み、結果、国民の不満が高まり、すぐに辞任することになるはずです。楽しみはその後ですね。

追記:総裁選に、下村博文や野田聖子も意欲を見せているそうです。下村博文は、教育を金儲けの材料にして、教育破壊を行ってきた張本人ですから、万死に値します。政界から追放すべきです。野田聖子は国会で内職して『女帝』を読んでいたことで批判されていましたね。自民党の中でもっともリベラルな位置にいるのですが、自民党の中では人気がないので、ダメでしょう。稲田朋美も意欲を見せているという噂もありますが、あの人は岸田さん同様にクズです。自民党はほんとうにまともな人材がいませんね。だからこそ、安倍政権が8年も続いてしまったわけです。野党がだらしないからというのは、違うでしょう。自民党の総裁は2期までだったのに、ろくな人材がいないから3期までルールを変えてしまったのは、自民党にろくな人材がいないからでしょう。情けないのは自民党の方ですよ。

それはともかく、安倍総理が去っても、性悪の取り巻き連を追放しないと、安倍路線はどこかに追突するまで止まりません。文科相の萩生田光一とか、ああいう無能な人間は、閣僚にはなってはいけないタイプです。