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勝間和代の、「バランス良く」の呪いを解こう。時間の使い方も、お金の使い方も、仕事の仕方も、もっと自分が好きなようにしたほうがいい。 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



私も以前から「バランスよく」というのはどういう意味なのかわからないと同僚にふっかけて、失笑をかっていました。ようやく私と同じことを言ってくださる方が現れました。

そもそも「バランス」な取れた状態というのは、ある一定の基準があるはずです。その基準を基準にすべきという根拠を明確にしないまま、バランスが良いことは良いことだ、という主張に反論することもないまま思考停止状態で受けいてきた人が多いと思います。

たとえば食事のバランスですが、誰かが炭水化物を6割にして、うんぬんと決めたわけです。しかし、その割合で食事を摂ることがバランスが良いのかどうかということは一切考えもしない人が多いのです。そういう主張に反論する人は、学校で教わったから正しいのであって、間違っているはずがないと言うだけです。根拠なんかないんです。先生が言っていたから正しい、教科書に書いてあったから正しい、厚生労働省が決めたことだから正しい、という考え方の間違いに気づかないという人は、学校教育のメッセージを正しく受け取ってこなかった人です。

政治的な面でも、片方の政党の主張に近づくと、バランスが悪いなんてことを言われますが、そもそもそんなことでバランスを取る必要はあるのでしょうか。バランスを取ることがそんなに素晴らしいことなのでしょうか。