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勝間和代の、意思決定の質を上げる最大のコツは、選択肢を多くすることです [雑感・日記・趣味・カルチャー]



私は選択肢が少ないほうがいいなあ。たとえば、レトルトカレーを選ぶ場合、お店に100種類あったとします。小樽のスープカレーやら横須賀海軍カレーやら何やら、よくわかりませんが、そういうのを見ると、頭が混乱するので、選べなくなってしまいます。選択肢が今挙げた2つの中から選んでくださいと言われたら、即決です。

勝間さんは「選択肢が多いことが正義」とおっしゃっていますが、人によるんじゃないかと思います。

アマゾンをチェックすると、一つの機能の商品でも、いろんなメーカーからいろいろ出ていて困ります。スマホでもそうですし、昨日なんか、クローゼットに取り付けてあるLEDのセンサーライトが不調なので、アマゾンで検索したら、同じような価格で、同じような形や機能のものが何種類も出てきてしまい、レビューを参考にしようと思ってい読んでいたら、余計にわからなくなって、結局買うのを諦めました。

クルマだってそうですね。世界中には自動車メーカーが数多あるし、それぞれのメーカーが作っている車種も膨大です。モデルチェンジも数年おきにするので、それも選択肢を倍増させることになります。こうなると、たとえば1万台のクルマの中から1つ選べと言われているような感覚です。この2台のうちどちらを選ぶかと問われるよりも、選択に時間がかかってしまうはずです。

事程左様に、選択肢が多いだけで、悩みが増えるわけです。私はもっとシンプルな生活が送りたいと思います。

コメント欄を見ると勝間さんの考えに納得している方も多いようですが、大方の人は反論しています。私もまったく納得できません。勝間さんは行動経済学でよく言われる「選択のパラドクス」を忘れているのかもしれません。多すぎると選べないのです。トヨタも日産も車種も車名も減らしているのはそういうわけです。

入試問題でも選択肢が多くても4つなら選びやすいですが、1万個から1つ選びなさいと言われたら、勝間さんは正解を出せる自信があるのでしょうか。