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お隣のご主人の新しい趣味 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

お隣のご主人が中古の軽バンを買ったばかりなのに、数ヶ月足らずで買い替えてしまいました。私もエンジンのかかり具合が悪かったことには気づいていました。たぶんスターター(セルモーター)がイカれていただけだと思います。そんなことで買い替えてしまうなんて、さぞかし家計に余裕があるのでしょう。一流企業のサラリーマンはいいですね。いくら贅沢をしても、一生左団扇で暮らせるのかもしれません。

うちの息子が明日就職の説明会に行く企業なんて、40歳になっても年収は私の雀の涙の年収以下です。気の毒すぎます。「自分なら、ぜったいにそんな企業には就職しないね」と言っておきました。とりあえずどこでもいいから内定がほしいと言うので、高望みせず、片っ端から応募しているようですが、さすがに私の目からはエントリーシートを出さないほうが良さそうな企業も多数含まれています。世間知らずな若造ですから、仕方がありません。私も大人ですから、黙って見ているだけにしています。

今日もエントリーシートの文章を書く手伝いをしました。自分で志望動機に関して書くのはなかなか厄介なものです。ゴーストライターとしてなら書けますが、自分が就職するのだったらなかなか書けそうもありません。ゴーストライターとしては、まず、企業が従業員に求めていることをHPでチェックします。そのうえで、自分が普段利用している企業であれば、自分の目で観察したことを、企業の経営方針に沿うような形で具体的に書くことを意識しています。要するに、その企業の存在価値を認め、称賛するわけです。バカバカしいったらありゃしません。本音と建前を使い分けるのが大人ってものですが、そんなことばかりしていると、だんだん人間として駄目になっていくような気がします。

話を戻しますが、お隣のご主人が2台目のクルマとして軽バンを買ったのは、ソロキャンプをするためのようです。今日の昼間、駐車スペースで、小さなテントを張っていました。絶対に2人以上は寝られないサイズです。ご主人の趣味は中古バイクを買って乗り回すことだったのですが、それだけでは飽き足らなくなったのでしょう。もしかしたら、社内での人間関係とか、コロナ禍とか、いろいろうんざりすることばかりなのかもしれません。一人になりたいという気持ちは個人的にはよくわかります。ソロキャンプはちょっと寂しすぎるので、私は手を出さないと思いますけどね。

老境に差し掛かってくると、仕事だけでは自己を維持することができなくなってくるものです。会社や職種が自分のアイデンティティの大部分を占めるのは定年までです。隣のご主人ももうすぐ60歳ですから、老後も安心して暮らせるような一流企業に勤めていても、人生に関する不安が拭えないのかもしれません。



隣のご主人もさばいどるのかほなんのことを知っているかもしれません。そのうち埼玉の仙人のように日本一周の旅に出かけるような気がします。