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陰謀論者について [雑感・日記・趣味・カルチャー]

一昨日から暇を持て余しています。刺激も何もないので、だいぶ退屈しています。退屈のあまり玄関の外へ出ようとすると、あまりの日差しの強さに全身が干からび始めるのを感じます。部屋にいても暑いので頭が回りません。それなりに掃除はいろいろやっていますが、やり尽くした感じです。去年と違って断捨離するものすら残っていません。テレビも興味のない番組ばかりなので、スイッチを入れる気力さえ起きません。ここ数年練習してきた8種類の楽器もそこそこ弾けるようになってしまいました。そろそろ新しい楽器でも始めようかとも考えていたのですが、そんなお金もないので諦めました。こんな調子なので、この夏は本当にボケそうです。どこにも行く予定もありませんし。田舎で空き家でも買ってDIYリモデラーのYouTuberにでもなったら、毎日刺激的な生活が送れるかも知れませんが、出来上がったら、やっぱり退屈しちゃうでしょうね。田舎暮らしも悪くはないんですけど、もう体力も残っていないので、あとは枯れるだけです。

閑話休題。東京や大阪、埼玉などの大規模ワクチン接種会場は予約を再開しても、一瞬で埋まってしまうそうですね。1ヶ月ほど前、同僚の陰謀論者が、どこだったかの田舎の接種会場がスカスカなのは、みんなワクチンが殺人ワクチンだということを知っているからですよ、だなんて言っていました。あまりに歪んだ考えなので、すぐさま私は反論しました。

私自身、基礎疾患がある人間なのに接種券が待てど暮らせど送られてきませんでした。しびれを切らして自治体のHPをたまたま訪問すると、基礎疾患のある人で接種券を送ってもらいたい人は自己申請してくれと書かれていました。驚くべきことに、そのときすでに申請受付が開始されてから2週間も経っていて、実際は締め切りを1日過ぎていたのです。しかしながら、しばらく延長すると書かれていました。情報が伝わっていなかったせいで、申請者が少なかったのだと推察します。

1ヶ月ほど前は、自治体が情報を円滑に提供できていなかったために、どこの接種会場がガラ空きだったに違いありません。殺人ワクチンだなんて思っている人の数はほぼゼロだったはずです。私だって、あのあと接種できる病院をさんざん探し回ってやっと見つけたくらいですから。

件の陰謀論者の先生は、この期に及んで、殺人ワクチンだなんて周囲に話して顰蹙を買っているのかもしれません。今はワクチンを打ちたくても予約が取れない状態ですから、あの先生も、それならオレも打ちたいとなどと言って、節操なく転向しているかもしれません。

陰謀論者の大部分は、科学的思考力が弱いせいで陰謀論に洗脳されている愚かしい人たちなんだと思います。彼らには2派に分かれていると思います。1つは、他人にも打たせないように説得するタイプ。もう一方は、他人は打ってもいいけど、自分は打たないというタイプです。件の先生は、「もっとちゃんと正確な情報を入れたほうがいいですよ」だなんて私に言ってくれましたが、その言葉をそのままお返してしてやりたかったです。

陰謀論者の中には、そういう愚かしい人たちばかりではなく、頭の良いヤツも一定数混じっていると思います。彼らは自分がワクチンを打てる順番を早めようとして、周りに打たせないようにしているのでしょう。テスト前に、「オレ、ぜんぜん勉強していないよ。今度のテスト、かなりヤバいよ」などとクラスメートにぼやいでおきながら、実は家でしっかり勉強していて、高得点を出すような性根の腐ったヤツです。彼らは自分の相対的位置を少しでも高めようとして他人の足を引っ張ることに腐心するタイプです。友達に持ってはいけない最悪の人間です。いまだに戯言というかデマを書き込み続けているヤフコメの住人の中にはそういう意地汚い奴らがけっこういると思います。

いずれにせよ、どっちが正しいのかすでにはっきりしています。トランプ前大統領もワクチンを真っ先に接種した側です。ワクチン接種を拒否し、コロナに感染して苦しんでいるのは、トランプに自分たちの代弁者であってほしいと願い続けている宗教心の強い無垢な人たちです。トランプは賢いので、そういうバカどもをうまく洗脳して大統領になったわけです。いまだにそのバカどもは、トランプを信じているんですから、バカは死ぬまで治らないというのは真実だと言わざるを得ません。

私は宗教心はないので、人そのものは信じません。人を信じると、その人が言っていることが間違っていても正しいと思う悪い癖がついてしまいます。その人が言ったことが正しければ信じるし、正しくなければ信じません。ただそれだけです。ドライなものです。