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禍と渦 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

コロナのニュース見るのも嫌な74歳男性…ある日、友人の電話に「言葉が出ない!」(読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュース

この文章の中では、「コロナ禍」の「禍」が「渦」になっています。けっこうこの表記を見ますし、それは間違いだと指摘をする人もたくさんいます。「コロナ鍋」と書いて茶化す人もいます。

食えない「鍋」はさておき、禍と渦は非常に似ています。「わざわい」と「うず」は混同することはないと思いのですが、なぜこの騒動を「うず」と表現する人が絶えないのか、ちょっと考えてみました。

英語では渦(うず)のことをwhirlpool (ワールプール)と表現しますが、これを調べると、混乱という意味もあるようです。わかる気がします。

念のため、Longman で調べてみたら、3番目の定義にこういうのがありました。

a very busy situation or a strong emotion, from which it is difficult to escape


「逃れがたい、非常に忙(せわ)しない状況もしくは強い感情」ということであれば、いまの状況を「渦」と表現しても、間違ってはいないのでしょう。

いまの状況を渦と捉えると、我々はタイタニック号が沈没するときの逃れがたい「渦」に巻き込まれている状況が目に浮かびます。安倍総理の奥様は、UZUという居酒屋を経営されていますね。彼女に巻き込まれて、自死に追い込まれた不幸な方もおられました。安倍総理自身もその渦に巻き込まれて沈んでいきました。我々も…