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「ランキング好きな日本人」が生き辛い根本理由(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース [雑感・日記・趣味・カルチャー]

「ランキング好きな日本人」が生き辛い根本理由(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

私はランキングが大嫌いです。何が1位で、何が最下位かを決めるのは他人ではなく、自分だと思っているからです。たとえば、外国人に聞いたコロナ禍が終わったら旅行したい国の1位は日本だったというニュースがありましたが、そういうことを聞いて喜んだ日本人は多かったに違いありません。これは他人の評価を著しく気にする日本人らしい典型的な反応です。

やましたひでこさんが唱導する「断捨離」の根本的な思想は、他人軸から脱却し、自分軸を取り戻すということです。他人やモノに振り回されることなく、自分を喜ばせるものだけをふるいにかけて残して、それ以外のものは自分の周辺から遠ざけるということです。他人に振り回されやすい傾向が強い日本人は他人軸で生きているということです。

同調圧力も他人軸の延長です。日本人の同調圧力が強すぎるというのも、このコロナ禍でよくわかりました。この同調圧力の危険性について、しっかり考察し、対策を練らなければ、日本人は精神的に成熟することができないと思います。対策の一つとして、まずは「なんとかランキング」を止めることです。そして、ランキングなんてくだらないと言って一切気にしないことです。私はまったく気にしません。

価格コムのランキングは見ますが、アルゴリズム的には、手頃な価格でそこそこの品質のものが上位に来る傾向があるわけですから、すごく質が良いから1位になっているということではないとわかっています。下のランクのものでも、発売されたばかりだから、上位に来ないということもあります。実際のところ、人気度なんてそんなものです。何かを買うときは、きちんと価格とスペックとデザインを自分の目で見て判断するようにしています。多くの人が買っているから、良いものだというのは認知バイアスの一つです。

日本的な傾向として、外国からの評価を過剰に気にしすぎますが、大阪のオバちゃんではないですが、「よそはよそ、うちはうち」でいいんですよ。それが本当のグローバリズムです。外国に合わせるなんて言っても、外国もいろいろですから、何に合わせれば良いのかわかりません。いまだに外国=アメリカだと思っている人がいますが、アメリカは外国のうちの一つです。アメリカに合わせることはグローバリズムを止めることです。アメリカがどう考えるかで行動を変えるというのがいままでの日本でした。自民党が元来そういう方針です。対米追従の一本槍ですからね。できるだけ早く、そういう他人軸体質を断捨離しないと、いつまでも日本人の精神年齢は「12歳の少年」のままです。