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マスクは2枚重ね? [雑感・日記・趣味・カルチャー]

不織布マスク1枚でOK…富岳で検証  : 注目動画 : 動画 : 読売新聞オンライン

私の周辺では、なぜかマスクを2枚重ねしている人が多いようです。先日、母親と電話で話した時もマスクを二枚重ねにすることを勧められました。その効果は高いのでしょうか? かなり疑問です。

知り合いのマスクの着用の仕方を観察していて気づいたのですが、ふつうのプリーツ不織布マスクの上に分厚い布マスクや薄手のウレタンマスク、または通気性の良さそうな素材のマスクを重ねている人もいますし、単純に不織布マスクを2枚重ねにしている人もいます。外国人の教師の中には、N95などの医療用のマスクをし、烏天狗みたいになっている人もいます。日本人の先生で1人だけ目撃しましたが、不織布のマスクを着用した上で、フェイスガードで目を守っている方もおられました。まるで医者のようです。彼はそのうち医療用の防護服でも着てくるのに違いありません。一方、学生の多くは普通の不織布マスク1枚か、ウレタンマスク1枚が多いようです。だいたいは白ですが、灰色とか黒とかベージュとか青とか色とりどりのマスクを着用しているので、オシャレの一部のように扱っているのかもしれません。

私は授業中には息苦しくなるし、外を歩くときには暑苦しく感じるし、紐が当たって耳の裏が痛くなるので、白の不織布マスク1枚で済ませています。冬なら我慢できたでしょうが、だんだん暑くなってくると、不織布マスク1枚でも呼吸困難になるかもしれません。すでに、授業中に話している途中で息切れし、死にそうになったことがあります。また、話すときには、マスクが唇に擦れるので、痛くなってしょうがないです。今も上唇の先端にかさぶたができています。

富岳のシミュレーションが正しいのかどうかわかりませんが、2枚重ねにしたところで、飛沫の飛散を防ぐ効果はさほど高まることはないようです。飛沫自体は、室内では1メートル以内に落ちるそうなので、話すときには他人に近づかないことを優先すれば大丈夫でしょう。

そもそも、ウイルスは不織布の隙間をすり抜けてしまうものだと思います。近所でタバコを吸っている人がいれば、マスクをしていてもニオイを感じるのですから、煙の粒子よりも小さなウイルスを不織布で食い止めることは不可能です。それより大きな粒子である花粉でさえ、マスクをしていても鼻の中に入り込んで、鼻詰まりやくしゃみを誘発します。花粉症の方ならわかっていると思います。その程度の効果しかないのですから、マスクを二枚重ねにしたところで、効果が劇的に上がることはないでしょう。ゴミが増えるだけです。