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毛替えをした弓の再確認 [家・DIY・修理]

2日前に、DIYで毛替えをしたバイオリンの弓の状態の再確認をしました。(毛替え作業は3回目ですけどね。)昨晩、その弓を使って試し弾きしてみました。見た目に関しては特に大きな問題はなさそうですが、細部をよく見ると問題ありです。

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若干ですが、フロッグから毛が引っ張り出されているように見えます。

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赤い矢印のところは、松脂が溶けて硬化しています。そこの部分が弦とよく擦れているということしょう。

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テープ状になっている馬の毛は均一に張られているように見えますが、触ってみると内側のほうが外側よりもテンションが弱く、緩い感じです。つまり、両方の外側だけが弦と当たって音が出るということです。本来は毛の全面が弦に当たって擦れるのですから、楽器のポテンシャルを十分に引き出せていないということです。良い弓を使えばもっと大きな音が出せるのでしょう。もちろん、近所迷惑なので、音が出ないほうが、私には都合がいいんですけどね。

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ここも松脂が溶けて固まっています。

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弓先は問題なさそうです。

ということで、一見上手にできているようにも思えますが、楽器職人さんの目から見たら、全然ダメなんでしょう。次回はこの反省を活かして、万力(バイス)を買って、毛の張力が均一になるようにしたいと思います。きれいに毛を梳かすための櫛(コーム)も必要ですね。専用のものをアリエクスプレスで買おうかな。100均の櫛でもいいんですけどね。いまは歯ブラシで代用していますが、あれは全然ダメです。プラスチックはどうも引っかかりやすいですから、できれば金属がいいと思います。


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