【論理学】”それってあなたの感想ですよね”との付き合い方

この動画をまだ1秒も見ていないのですが、見る前に、俗に言うひろゆき氏の「それってあなたの感想ですよね」に対する対処法を私なりに考えてみます。

私だったら、「そうですねえ。感想です。でも、あなたのご意見も感想レベルですよ。そもそも統計データを引っ張ってきても、それは単なる数字にすぎないわけですし、その生のデータにあなたは自分なりの解釈を加えているわけですから、データに裏打ちされているかもしれませんが、あなたの解釈は主観的なものです。あなたの主観は、客観ではありません。識者の主観的な見解が多数派を占めた場合には、一定程度信頼がおける見解になり、客観に近くになります。しかし、それはあなたのご意見ですから、感想に近いものです。私の感想とレベルの差はほとんどありません。残念ですが、どんぐりの背比べです。私にマウントしようとしても、あなたの知性の低さを露呈するだけです。そもそもそのデータは誰がどのように取ったものでしょうか。それが信頼できると判断したのは、あなたですから、それも残念ながら主観ですね。一人の人間に客観的なものの見方ができるというのはあなたの思い込みです。それってあなたの感想ですよね？」と返すかもしれません。ひろゆき氏の発言をたまに目にすることがあるのですが、ただの逆張りだし、知性の低さをわざわざ晒さなくてもいいのに。こういう発言で論破したと錯覚するアホな大衆はもっとアホだよね、という感想しか浮かびません。

世の中には統計学が最強だと思い込んでいる人がいますが、残念な人ですよ。数字のマジックというものがあるのを知らないのですから。


追記：動画の最初の数分を見て知ったのですが、「それってあなたの感想ですよね」って小学生の間で流行っているんですね。面白い現象です。

いずれにせよ、「感想ですが、何か？」と返すしかありません。「それってあなたの感想ですよね」に対抗する意味で「エヴィデンスを提出したところで、小学生の脳みそしかないあなたにはそのエヴィデンスをエヴィデンスだと証明することができるんでしょうか？」なんて言い返したら、「それってあなたの感想ですよね」という千日手に持ち込まれてしまいそうで怖いですね。その場合は、「『それってあなたの感想ですよね』というのも「あなたの感想ですよね？」と返すしかないですね。このトートロジカルな問答は永遠に続きます。


追記の追記：11分ほど見たあとの感想ですが、サトマイさんは賢い人ですね。それはそうと、ホリエモンはネット規制反対派にいつからなったのでしょうね。昔々、私はライブドアでブログを書いていました。当時はホリエモンがライブドアのCEOをやっていて、自民党から出馬したときですが、私はライブドアブログで、自民党批判の文章をたくさん書いていたのですが選挙が終わるまで1週間ほど消されました。アクセスできないようにされたのです。それって、ネット規制反対派のやることでしょうか。胡散臭い御仁だと思います。いまだにあのときのホリエモンに対する恨みは消えません。言論の自由を抑圧する人間のくせに、なにがネット規制反対派ですかね。無性に腹が立ってきました。