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天職とお金【精神科医・樺沢紫苑】 [雑感・日記・趣味・カルチャー]



「ライスワーク、ライフワーク、ライクワーク」という分類は初耳です。

ライスワークは、生活費を稼ぐためにせざるをえない仕事。いやでもやらなければ生活ができません。

ライフワークは、自分に適している仕事。天職ってこと。

ライクワークは、自分が好きな仕事。やりたくてやっているもの。

樺沢先生は、それらの分類法を考慮に入れて、複数の仕事を持つべきだとおっしゃっています。

翻って、私はどうなのか。今の仕事は、基本的には、ライスワークです。ライフワークやライクワークの側面もあることはありますが、コロナ禍の中で、「自分の人生って、これでいいのかなあ」と思うようになっています。家族がいるから、自由にできません。他人軸ではなく、自分軸で生きていくことは極めて難しいですね。


私学助成750億円前倒し…コロナ対策、対面授業再開促す : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

私立大学の数は592(2019年時点)だそうです。日本の大学の全体の8割が私学です。その数で割ると、一つの大学に1億円ちょっとずつ配る計算です。学生数の多寡に比例するとは思いますが、給付金は学生一人あたりいくらになるのでしょうね。仮に学生数5000人の大学だったら、一人あたり20万円くらいですか。そのくらい学費を免除しても、対面授業の再開につながるんですかね。

大学の設備を変更することも難しいですし、閑散とした大教室で、語学の授業をするというもなんだか寂しいです。それにしても、萩生田光一って、やはり異常すぎるほどの馬鹿なんだと思います。お金をばらまけばなんとかなると思っている自民党的体質から一歩も外に出られない阿呆なんですよ。この私学助成金の前倒しは、次の分は払わないということですね。何も変わらないじゃないですか。

それに、常勤、非常勤を問わず、負担を強いられている教員の方には何も恩恵がないのでしょうか。対面授業を再開する環境を整えるのであれば、もっと他にやるべきことがあるはずです。こういう頭のおかしい文科相は早くクビにすべきです。

教室の環境だけではなく、教員が通勤するときに満員電車を利用しないで済むような対策も講じてほしいです。いくら電車の窓が空いていようと、ソーシャルディスタンスは確保できない空間に1時間くらい閉じ込められているのは怖いです。

東北地方や四国地方など、感染者がほとんどいない地域では、対面授業を再開できるでしょうが、東京の大学はさすがに無理です。私が教えに行っているある大学では、9月から対面授業を強行するそうですが、私は持病があるので、免除願いを出しました。感染して重症化したり、後遺症が残ったり、また1ヶ月くらいオンライン授業すらできなくなったら、そっちのほうが問題です。コロナは怖くない、コロナ対策より、経済を回せ派って、ほんと馬鹿ですね。

「1億総活躍」「出生率」「地方創生」 数値目標掲げるも看板倒れ次々:東京新聞 TOKYO Web

結局、安倍政権は、日本を様々な側面でダメにしただけでした。経済評論家の伊藤洋一さんは、GDPの順位が下がっても、「1人当たり名目GDP」で勝負できればいいんだと常々おっしゃっていますが、安倍政権下ではそっちのほうも絶望的に下げてしまっています。2012年では15位だったものが、18年は26位です。2020年はもっと下がるはずです。地方経済もますます悪化させ、出生率も上げることができず、日本を疲弊させてしまいました。