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「昭和生まれの親」のお金の常識にとらわれる人の残念な末路 | Mocha(モカ) [雑感・日記・趣味・カルチャー]

うちの次男は大学1年で宅建に見事一発合格しました。宅建は法律関連の資格の登竜門とされているので、法学部生の履歴書に箔が付きますし、わずかですが単位がもらえるらしいです。息子は夏休み中から学習を始めたので、3ヶ月も勉強していません。宅建の平均学習時間として300時間という数字が出回っていますが、あれはかなり信憑性が低いと思います。息子は、宅建の勉強だけをしていたわけではなく、自動車学校の通学もあったし、アルバイトもしていましたから、学習時間は150時間程度だと思います。まだ若いから記憶力も高いのでしょう。

一方、私は不合格。400時間くらいは勉強しましたが、箸にも棒にもかかりませんでした。記憶力も衰えていますし、夏休み期間中は、愛犬の病状がひどく、心が乱れて集中できないことも多かったです。亡くなったのは試験の2週間前ですから、あのときは精神的にボロボロでした。その上、当時の私は愚かしいことに、民法をすっかり舐めていました。民法に関しては、あまり勉強していなかったので、半分も取れなかったのが不合格の最大の原因です。

他の原因は、テキスト選びにあります。私が選んだものは説明が不十分なので、丸暗記するしかないという気にさせるものでした。同様に、スタケンアプリによっても丸暗記学習が助長されました。スマホアプリに頼るのはよくありません。数をこなせばいいわけではないのです。私の学習時間の大部分は無駄になりました。テキストは、みんなが選ぶようなもの、いちばん売れているものを選ぶのではなく、自分の学習スタイルに合うものを選ぶことが大事だということを改めて知りました。ベストセラーにろくなものはありません。

半年近く勉強したのに、あっさり敗北してしまったのは正直に言えば悔しいのですが、でも、来年再挑戦できるのが楽しみです。けっして負け惜しみではありません。今度は40点以上の取得を目指します。民法を完璧にして、8割以上取って一矢報いたいです。

宅建合格者の中には、趣味で毎年受けるようなツワモノもいます。彼らは単純に受験を楽しんでいるのでしょう。私の最終目標は司法書士になることですから、宅建合格は単なる通過点です。合格したところで決して宅建士として働くつもりはありませんし、宅建業者になることは考えていませんので、受験は単なる道楽です。改めて考えてみると、宅建の学習内容はけっこう面白いものだったと思います。そんな試験をもう一度受け直せるのですから、私は本当に果報者だと思います。私の考えはあまりにポジティブすぎるかもしれませんね。

息子が合格したのは、実のところ、私が伴走者として機能したからでしょう。同僚にそう指摘されて、そうに違いないと確信しました。ひとまず、息子の将来に貢献できただけでも満足です。

資格試験の勉強は、受験勉強とは違って(いや、同じでしょうか?)孤独な戦いなので、伴走者のありがたみは息子自身が一番理解していると思います。ちなみに、勉強が嫌いな妻はそういう事情はいっさいわかっていないようです。


東大生が実践「試験時間150分」集中し続けるコツ 90分が限界とされる中、どう集中して解く? | 生まれつきの才能は不要 東大「逆転合格」の作法 | 東洋経済オンライン

「問題文と対話する」ことができるのは読解力がある証拠です。学習のコツはまさにそれです。テクストとの対話は80年代から90年代にかけてよく哲学や文学の業界をにぎわせていましたね。


「昭和生まれの親」のお金の常識にとらわれる人の残念な末路 | Mocha(モカ)

・子供が生まれたら学資保険に入る
・住宅ローンは繰り上げ返済をする
・投資は博打
・支払いは現金のみ、キャッシュレス決済は使わない
・中古品を買うのは恥ずかしい
・お金の話をするのはみっともない



私の周りには、こういう古臭い常識に囚われている人がほとんどです。考え方があまりに古すぎて、私とは話が合わないことが多いのです。彼らは、キャッシュレス決済なんか絶対にやらないとか、投資は博打だと言います。私はFPなので、私の目には彼らは博物館にさえ飾られない落ち葉や貝殻の化石に映ります。そんな無価値な価値観を若い人に押し付けるのは道義上よくありません。年寄りはそんなに長く生きないのですから、その考えのままでも結構ですが、若い人たちははるかに長く生きるのですから、時代に合わせて新しいことをどんどん取り込んでいかなければいけません。

ChatGPTに関しても同様なことが言えます。私の同僚には、ChatGPTの使用に批判的な人がたくさんいます。というか、批判的な人しかいません。あと50年以上生きる予定の人たちに向かって、AIなんか使っていたら頭が悪くなるなんて無責任なことを言うのはやめてほしいです。それこそ若者をバカにするだけです。新しい技術はどんどん活用していかないと、あと50年もサヴァイヴできません。

年寄りの多くは自分の経験や常識や価値観が永遠に通用すると思っている上に、もうすでにそれが通用しなくなっていることにすら気づかない状態に陥っています。そういう視野狭窄な人たちを「老害」と呼ぶのです。









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【Bass Tab】スパークル/幾田りら [音楽・楽器]



まあまあ難しいなあ。




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50代は、自分の「ワクワク」を追いかける最後のチャンス | ZUU online [雑感・日記・趣味・カルチャー]

5分で出した結論は5日考えたものと変わらない…「悩む時間」を劇的に短縮できる"脳科学的アプローチ" 0.4秒後に左脳が働き出す前に右脳で対応する | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

数週間前に性格診断をしたら、私も予想外に直感を信じるタイプだということがわかりました。そのあと自分自身を観察していたのですが、やはりその診断は当たっている気がしています。たとえば、なにか商品を買うときに直感でパッと決めてしまうのですが、そのあと、いろいろ情報を仕入れ、いろんな観点から他の商品と比較検討した末に、最初に、これがいいと直感で選んだものに戻っていくことがあまりに多いのです。他者が提供する情報や意見を検討したうえで、自分の選択を変更してしまうと、後悔して、買い直すことになるような気がしますし、実際そういう経験も多いです。ただ、自分の直感を完全に信じられるほど、私は自分自身を信頼していないので、結局無駄に時間をかけて情報の比較をしてしまうんですけどね。


50代は、自分の「ワクワク」を追いかける最後のチャンス | ZUU online

これから先の人生の後半戦、一流大学出身だとか一流企業勤務といったことは、もうどうでもいいことなのです。


実際、人物を評価するとき、卒業した大学の名前はほとんど判断材料になりません。100点満点中20以下です。評価点を左右するのは、主にその人の性格と発言(のスタイルと内容)です。その人の業績(過去にどんな仕事をしたのかなど)も関係ありません。業績というのは、私の評価を反映したものではなく、私以外の他人の評価にすぎません。私がそんなものに影響を受ける筋合いはありません。


気力も体力も記憶力も思考力もまだ残っているのが50代。その峠を越えると、私の残りの人生がどうなってしまうのかわからないので、私はいま全力を尽くして疾走しています。2、3年計画で司法書士の資格を取得して、独立開業を目指しています。その後は死ぬまで働くつもりです。60歳になったら、私の能力ではもう新しいことを学ぶのは無理そうですから、やるならいまのうちです。


昨日ようやくオートマ民法Iの第3章の意思表示の学習を終わらせました。4章の制限行為能力者が終われば大体終わりなので、今週中に民法IIに入れるかも。木曜日も土曜日も日曜日も休みですからね。休みに何をしようかという迷いがない人生は面白いです。勉強が既定路線というのは幸せです。





定年退職後に老後を満喫できたり、やることがないよと暇を持て余す人はいいですね。私なんか、そんな人生を送ることはありえませんから。働けなくなったら、死ぬだけです。













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