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上田氏当確 [雑感・日記・趣味・カルチャー]

朝、犬の散歩がてら、投票所に足を運びました。投票は民主主義社会を維持する「市民」のお勤めです。さもなければ、奴隷であることを認めてしまいます。市民しての矜持を示すためにも、選挙には行くべきです。

今日は参議院の補欠選挙の日でした。4期16年埼玉県知事を務めていた上田清司氏(旧民主党出身)が後輩の元参議院議員の大野元裕氏(国民民主党)に県知事の座を譲ったので、その空きを埋めるために行われた選挙です。

私が投票を済ませた時点で投票者数は28名ほど。投票率は0.07%でした。私はクレージーなN国党の立花氏ではなく、「上田きよし」と書いて票を投じました。

その後、犬のところに急いで引き返すと、私より先に出たおばあさんが、入り口に立っていた若い女性に呼び止められました。

「NHKのものなのですが、出口調査を行っておりまして。」

おばあさんは、「あの、今日はね、あれね、ちょっとね」と口ごもって、誰に入れたのか答えにくそうにしていました。

私はその間、別のおばさんに「この犬は何歳ですか」と声をかけられました。「もうすぐ9歳で、もうおじさんですよ」などと軽口を叩いているうちに、出口調査の人から離れてしまい、声をかけられる貴重なチャンスを逃してしまいました。

それにしても今回の選挙は選択肢がないも同然です。立花氏は、「NHKをぶっ壊す!」というキャッチーなことを言いつつ、ポスターには「ベーシックインカムを導入する」と書き、私の嫌いな堀江貴文を支援を受けているようなことを書いていました。堀江が、ベーシックインカムに乗り気であるなんて話は聞いたことがないので、どうせ全部口から出任せなんでしょう。N国党の候補者は誰一人まったく信用できません。埼玉県知事として失政がなかった上田さんが当選してよかったです。

最終的な投票率は20%くらいらしいです。最初から結果がわかっている選挙だと受け止めていた有権者が多かったのかもしれません。