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宮沢賢治 セロ弾きのゴーシュ 朗読 沢城みゆき (3-1) [本]



周りを幸せにしてあげると、自分も幸せになれるというような宮沢賢治の世界観が明確に反映された作品ですね。10年前に読んだときには、チェロは弾けなかったのですが、いまは少しは弾けるようになったので、よりいっそう共感しながら、朗読を聴くことが出来ました。

今日は丸一日、仕事をすっぽかして、断捨離に励みました。数はわかりませんが、相当な数のコピー本やら、資料やらを、スキャナーで電子化しました。私は富士通ScanSnap S1300iの中古を1万円で買ったのですが、1万円以上の働きをしてくれていると思います。買ってよかったです。

これまで世の中のことには一切の関心を持たず、机に張り付いて鬼のような形相でスキャン作業を4日もし続けています。その甲斐あって、あと2日もあれば終わりそうです。当初は2週間から1ヶ月はかかるかと思ったのですが、慣れたらけっこう速くできるようになりました。

私は「断捨離」否定派ですが、同時に賛成派です。生活必需品まで買いだめしないようにするのは危険だとは思いますが、二度と読まない本を後生大事に取っておくのも、おかしいですよね。今度ブックオフに行って売ってこようと思います。少しはお金になるでしょう。

古い給料の明細書なども捨てました。あとは家電のマニュアルとか、期限の切れた保証書とかを捨てようと思います。必要なものは電子化しますが、基本的にはいらないものばかりでしょう。





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【朗読】太宰治『トカトントン』 [本]



作家と同郷に生まれた26歳の男が、作家に手紙を出したという設定になっています。青年はなにかに情熱を傾けようとするとトカトントンという音がどこからか聞こえてきて、急に虚無感に囚われ、やる気を失ってしまうのだけれど、そのトカトントンは一体何なのか教えてほしい、それは自分だけではなく、多くの人たちが抱えている問題であるはずだからと、手紙の中で作家に訴えます。その手紙に対して、作家は、君はまだ深い絶望を知らないと返すのです。

私も若い頃から虚無感を抱えて生きてきましたが、いまはたしかにこの作家が言うような深い絶望と共存して生きている気がします。



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