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ベン・アフレック主演の映画『カンパニー・メン』(2010年)を知っていますか? [映画]

ベン・アフレックがリストラされたサラリーマンを演じる『カンパニー・メン』の予告編動画が公開 - 映画 Movie Walker

カンパニー・メンはケビン・コスナーが男前!感想とネタバレ

解説・あらすじ - カンパニー・メン - 作品 - Yahoo!映画

主役のベン・アフレックがリーマン・ショック直後に解雇されるビジネスマン(執行部役員)を演じています。ベン・アフレックは、その解雇によって、自分の人生や周囲の人間に対する考え方を改めていく、希望に満ちたドラマです。「カンパニー・メン」は直訳すれば「会社員」です。一般の日本語ではただのサラリーマンの意味になってしまいますが、英語では会社の経営に関わる側の人間のことです。しかも、仕事一筋の人間という意味も込められています。

作品として出来が悪いという人もいますが、自分も同じような状況に陥ったことがあるかどうか、または共感する力があるかどうかで、評価が変わってくると思います。観る人の価値観や人生経験が問われる作品です。

同僚のクリス・クーパーは、解雇されたベン・アフレックを気の毒に思うと口では言うが、自分のポジションは安泰だと慢心しています。しかし、クリス・クーパーも最終的には首切りにあってしまうのです。ベン・アフレックとは異なり、彼には自分を助けてくれる家族も友人(味方)もおらず、最後は自殺してしまうのです。その対比が私の印象に強く残っています。

『カンパニー・メン』は、お金がすべてというビジネスマン特有の価値観の終焉をリーマンショック直後に描いた作品でした。ところが、その教訓を全く生かさず、我々はふたたびゾンビのように強欲金融資本主義を復活させ、改めてバブル崩壊に直面しています。

歴史は繰り返すというか、人類は永遠に歴史から学ばないというか。

冷静になるためにも、アルベール・カミュの『ペスト』を読み終えた方は、こちらの映画も観ることをおすすめします。ベン・アフレックの妻の兄貴を演じるケビン・コスナーが格好いいです。

当時、タイベックという透湿防湿シートを建築中の壁に貼っていく大工姿の彼に憧れましたよ。

ちなみに、私は英語の勉強ついでに英語字幕にして観ました。昔は、よくそういうことをしていました。



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