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小沢昭一の小沢昭一的こころ 「林家正蔵について考える」 [コンピュータ・ネット・テレビ]



林家正蔵師匠、懐かしいなあ。私が物心ついた頃、彦六でした。彦六師匠は、病的なほどのきれい好きで有名で、寄席のマイクも手ぬぐいできれいに拭いてから噺を始めました。晩年は手と声が震える姿が印象的で、子供時代の私はよく彦六師匠のモノマネをして遊んでいました。木久蔵師匠(いまの木久扇師匠)のモノマネのモノマネですけどね。

小沢昭一さんも懐かしいですね。これはTBSラジオ名物の長寿ラジオ番組でした。

彦六師匠によれば、たい焼きはもともと職工さんのおやつ。彼らは手を洗っている暇もないので、しっぽをつかんで食べ、しっぽはそこらへんの犬に食わせてやっていたんだそうです。だから、しっぽまであんこが入っているようなたい焼きは邪道なんだと。真偽の程は定かではありませんが、興味深い話です。

トンガリ(怒りっぽい)の師匠は電車の中で、サラリーマンがスーツの上着のボタンを開けて座り、隣の人にスーツの下の部分を踏まれると、起こって勢いよく引っ張るのが気に入らないと言っていたそうです。ボタンくらい閉めておけと。

しかし、スーツのボタンというのは、立っているときには閉め、座ったときには開けるのがマナーだと私は教わりました。閉めたままにしているのは、内ポケットにヤバいもの(ハジキ)が入っているので開けられないという意味になり、西洋ではマフィアの一味だと思われるんだと。そう教わってから私は座ったら、必ずボタンを開けるようにしています。私が教わったマナーが間違っているのかどうか、わざわざ調べたこともないし、調べる気もないので、気になる方は、ご自身でググってみてください。