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なるべく仕事をしないようにしなきゃ [雑感・日記・趣味・カルチャー]

菅総理らの言葉はなぜ国民のやる気を奪い続けるのか | デイリー新潮

「頑張れ!」という言葉はやる気を失わせます。「お前が、頑張れ!」と返したくなります。「俺はもう頑張りたくないんだよ。もううんざりだ!」

この1年半、政府は国民に「自粛しろ。自粛しないと罰を与えるぞ」という警察やヤクザみたいな手口で脅して、国民にやる気を失わせてきました。自粛すればするほど、お金がもらえるなんていう良いことがあるわけではなく、生活がますます苦しくなるだけなのですから、「自粛なんかできるか、このどアホ!」という声が喧しく飛び交うのは当然です。

自民党がヤクザから学んだこの懲罰的な手口は、残念ながら、うまくいくはずのこともうまくいかなくなるものです。消費税も同じですが、消費すると罰を与える訳なのですから、そりゃあ、物が売れなくなり、デフレになりますよねえ。そんな当たり前のことすら理解できないのですから、自民党のオジサンたちや財務官僚の皆さんは全員、仕事ができないタイプなんでしょうね。それにもかかわらず、自分たちは仕事ができると思っているのですから、呆れるばかりです。

話は少しズレますが、他人にアドバイスをするときにはけっこう気を使います。私は学生へのアドバイスをするときも、なるべく自分が言われたら嫌だと思うようなことは言いません。私は自分の子供にも「勉強しろ!」とは一度も言ったことがありません。「こういう数学の問題があるんだけど、教えて」とは言いますが、勉強しないと、大変なことになるぞなんて脅すなんてことは絶対にしません。ふつうは「この問題、面白いよねえ」とか言って子供と話すだけで、子供は勝手に勉強するようになるものです。

「これは将来きっと役に立つから勉強しておくように」などという打算的なことも一切言いません。勉強は面白いからやるのであって、面白くなければやりませんよ。学校の勉強なんて「こんなの勉強して何の役に立つのかなあ」と思うことばかりだと思いますが、そう思ったときは、「これが何の役に立つのか考えてみるものも面白いと思うよ。わからなかったら、誰かに聞いてみるのもいいんじゃない」とだけ言っておきます。私の数学の面積の問題が大好きなのですが、実生活では、造園業の人がコンクリートを打ち込むときに必要となるコンクリートの量の計算をするときくらいしか活用できないでしょうね。私はそんな仕事をする可能性はないので、本当に何の役にも立ちません。でも、面白いから、それはそれでいいのです。

話を戻しますが、何事においても重要なのは、お金になるとか、役に立つとかという基準ではなく、面白いと思えるかです。自粛だって、とりあえず2週間くらい電車も飛行機も会社もみんな止める実験をしてみようか、病院とかスーパーだけは開けておくけど、それ以外は我慢しみようか、こんなのめったに体験できるものではないからね、などと遊びにしてしまえば、みんな面白がって引きこもりになってくれたでしょう。それが成功すれば、ここまで感染拡大はしなかったかもしれません。我慢を強いるようなネガティヴなやり方では、誰もついてきてくれませんよ。それがいまの政権にはわからないようです。五輪開催すら、国民への懲罰にしてしまいます。やっても感染拡大して犠牲者がたくさん出て、やらなければIOCに罰金を取られるんですからね。自民党は「平和の祭典」すらネガティヴなイメージを固定化してしまいました。これは最悪のやり方です。

今日は朝からずっと仕事をしています。頭痛は薬が効いたようで、すっかり治まりました。急にやる気が出てきたので、午前中は1クラス分の課題をチェックし終えた後、3クラス分の課題を作成し、午後からはさらに1クラス分の課題のチェックをしています。明日は3クラス分の課題のチェックと7クラス分の課題の作成があります。頑張れば、金曜日までにはなんとか終わりそうです。この分だと、週末にやることがなくなって暇になってしまいそうです。いまは東京は緊急事態宣言が発令中ですし、埼玉や神奈川、千葉では蔓延防止等重点措置が施行されているので、出かけようと思っても気軽には出かけられません。どうせどこにも行けないのですから、休みの日も仕事に追われる状態にしておくのが良さそうです。そのためには、平日はなるべく仕事をしないようにしなきゃいけませんね。何かに追われていると、無駄なことを考えて不安になることもありません。精神衛生上良いことです。いまクマに襲われている人が、老後のことなど考えないのと同じです。