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埼玉の仙人 - 秩父→江ノ島まで109km歩こう [雑感・日記・趣味・カルチャー]



最後まで見届けたのですが、まさに小説を読んでいるような気分になりました。ぜひみなさんもご覧になってほしいと思います。

YouTuberの中には、多種多様なチャレンジ企画を思いついて、実践する人が多いようです。その行動力の高さは目を見張るものがあります。

彼らの作る動画を見ていて気づくもうひとつ大きな特徴としては、彼らのチャレンジが他人事ではなく、「自分事」として感じられるということです。

彼らの映像は基本的に自撮りなので、小説で言えば、1人称の語りです。

それは80年代以降、識者によって徹底的にこき下ろされてきた日本的な「私小説」のスタイルですが、その批判は間違っていたのかもしれません。若い人たちの多くが、テレビよりもYouTubeを見ることが多い理由はもしかしたら、そこにあるのではないでしょうか。つまり、共感しやすいということです。

彼らの撮影する自撮り映像は作り物ではなく、実際に経験したリアルなものです。視聴者はYouTuberが味わうチャレンジを容易にシェアすることができます。原始的な私小説というのは、そういうものでしょう。妨害する第三者的な外側の視点(TV番組で茶々を入れるお笑い芸人や識者ぶったコメンテーターのような存在)がないので、主人公の世界観にどっぷり浸ることができるのです。

マスメディアを見ていると、諦観と冷笑主義が日本中に蔓延しているような錯覚に陥りますが、YouTubeの中ではそういうものは不思議なことに感じられません。それがYouTubeがウケる理由なのかもしれません。



まさに、"Never too late to learn."ですね。ちなみに、私の知り合いに糸島出身者がいます。



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