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本棚を見回してみて [本]

本棚を見回してみて、今自分に必要な本はどれだけあるのかを考えると、さほど多くはないと思います。うちにあるのは、1)かつての自分に必要だったかもしれない本、2)今の自分には不要な本、3)将来の自分にも不要だと思われる本、4)そもそも読む必要がなかった本、5)コレクションとして見栄のために買った本、のようなものばかりです。

それらの99%は今後一生読むこともない本です。今日、ブックオフの人に買い取りに来てもらって売却する本は自分の専門外の分野のものです。そういうものは手放しやすいですが、さすがに専門分野の本は残して置かなければいけません。ただ、その多くは不要な本です。価値のあるものもあるし、ないものも多くあります。価値のあるものは、メルカリなどを利用して今後徐々に売っていくつもりです。

すでに出版界は、紙媒体ではなく、電子媒体に変わっています。専門書も、電子書籍で購入することができるようになっています。本で持つ意味はほぼなくなっています。

20年以上前に私は本の内容がすべてコンピュータで検索できたら、研究者にとってどれだけ便利になるかと思っていました。ようやく今その世界が実現しました。

本に囲まれている生活が好きな人もいますが、私は昔から好きではありませんでした。地震が来たときに押しつぶされる心配もあるし、水害のときは濡れてごみになってしまうかもしれませんし、引っ越しのときは荷物が重すぎて移動が大変だし、物質としての本は、人間を脅かすものです。

結局、私の書斎に残すのは600冊程度です。書棚を机の天板を支える台として作ったので、視界に入らないようになっています。

どんな学問の分野でも、これは外せないという基本の本が数冊あります。それ以外は、ほぼゴミであると断言できます。最新の研究書の99%は読む価値はありません。


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