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いま戦争したら1日で敗戦でしょう [雑感・日記・趣味・カルチャー]

東京の自宅療養、1週間で倍増 待機施設に中等症が次々 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

新型コロナウイルス感染症の全国の新規感染者数が過去最多を更新するなか、自宅療養者が7月28日時点で1万8933人と、1週間前の21日の1万717人の1・8倍に増えた。


もう入院して治療を受けられない可能性が高くなっているということです。どうせ罹っても軽症で済むはずだった人が感染直後、たちまちコロリと死ぬかもしれません。

毎度思いますが、「重症者が少ないから大丈夫」とか、「緊急事態宣言に従っていたら学生時代が終わっちゃう」とか、のんきなことを言っている人って、物事を正しく理解できないタイプの人間なんだなあと思います。ヤフコメに書き込んでいる人たちの半数は、そういうタイプです。彼らは自分たちが「正常化バイアス」に囚われていることに気づけないのでしょう。軽症者だからといって、治療も受けずに放置されていれば、中等症になったり、重症化する可能性があります。軽症の人の割合が高いと言っても、数が多すぎて面倒が見きれなくなり、重症化を促してしまう可能性を想定できないのは残念です。ウイルスとの戦いでもそんなふうに考えが浅い人たちばかりだと、やはり外国との戦争はできないですよね。しないですけど。万が一いま菅政権が外国(たとえば中国)との戦争を始めたとしたら、1日で敗戦でしょうね。勝てる気がしません。

1年前とは違う“重症”の現実 感染症専門医が第5波に警鐘 | 毎日新聞

この1年半、治療法が変化し、人工呼吸器ではなく鼻から酸素を送り込む「ネーザルハイフロー」という呼吸療法を使うケースが増えた。これを使う人は、重症者にカウントされないが、酸素が足りずに身動きもとれない状況にある。重症者と同じように苦しんでいる人が、重症者の何倍も存在する。1年前と同じ感覚で重症者数だけを見て、「少ない」と言うのは状況の過小評価になる。


治療法が変わっているので、重症者の定義も変わって、以前は重症者だった人が中等症の範囲に収まるようになったということです。中等症と言ってもかつては重症者の扱いだったわけです。数字は大切ですが、数字しか見ないようなアホが「さざ波」とか平気で言っちゃうのでしょう。あのような人たちが軍部の上層部にいたしたら、戦いには絶対に勝てませんね。「あのような人たち」というのは、菅総理を筆頭とする、自分が見たいことしか見ようとしない、見たいようにデータを操作する(スパコンまで使って!)、「正常化バイアス」に囚われた、(自称リアリストの)楽観主義者のことです。

実際は高齢者の感染者数も増えているそうです。全体の数字が上がっているので、割合としては低くなっていますが、それは数字のマジックです。高齢者ですから、軽症でも、治療が受けられなかったら、すぐに重症化して、死ぬのでしょう。

話が飛びます。髪の毛を切りに行きたいのですが、あと2週間待つことにします。私は1週間後の日曜日に2回目のワクチン接種を受ける予定です。1週間もすれば中和抗体ができ、感染したとしても重症化を避けられるそうなので、それを待ってから散髪してもらおうと思います。

我が家ではいまのところ私一人しかワクチンを打っていません。基礎疾患がない妻は世の中がパニックになっても、打つ気はさらさらないそうです。自分が感染して、自宅療養し、家族に迷惑を掛けることは一切想定していないのですから、楽観主義にもほどがあります。ワクチンを接種して死ぬよりは、コロナに罹って死ぬ可能性のほうが高いというのに、何をほざいているのでしょう。自分の周りには感染者がいないから大丈夫というがその楽観の根拠の一つになっているようです。東京都は70人に1人がすでに感染しています。デルタ株の感染力は強く、一人が数名に感染拡大させるので、4000人の新規感染者たちはすでに、1万人以上の人に感染させているはずです。その1万人が2万人になって、2万人が4万人になっていくのです。自分の身近に感染者が続出するようになったら、それは20人に1人の水準まで来ているかもしれません。まさに地獄です。自分がそんな地獄にいることに気づいたときには時すでに遅し。慌ててワクチンを打っても残念ながら間に合いません。そこまで行ったら、ガスマスクでも着用していないと、夕食の買い出しにすら怖くて出られなくなると思います。

うちの妻は私の言うことより、どこの馬の骨だかわらかない陰謀論を流布し続けるYouTuberの言うことを信じています。まさに(霊波之光とか真光とか立正佼成会とか創価学会とかの)新興宗教を信じている人みたいで、怖いです。ちなみに私は神道も信じていませんし、仏教にも帰依していません。キリスト教徒でも、ユダヤ教徒でも、イスラム教徒でもありません。堂々と無神論者(atheist)を名乗っています。とはいえ、マルクス主義者ではありません。

息子たちには明日の月曜日以降に接種券が届くはずです。それから予約の手続きに入るわけですが、予約を取るのには苦労するでしょうし、取れたとしても、早くて9月末か10月になりそうです。あまりに遅い。

アメリカやイギリス、イスラエルと比べて、ここまで遅れてしまったのは、明らかに政府の危機意識の低さを反映しています。政府が危機意識が低いのですから、国民の方はもっと危機意識が低くなります。残念ですが、我々はそういうアホな政権を選んでいるというのが現実です。次の総選挙ではこの状況を繰り返さないような投票行動が必要です。